青春は"黒"かった。 (ページ4)

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_3。side.研磨ページ4

母「研磨～??ちょっと出てきて。」

1階から母さんの声が聞こえる。
面倒くさそうな予感が…

取り敢えず,俺はとぼとぼと1階へ降りた。

『何……,母さん…』

母「あのね,母さん,急で3ヶ月出張なの。
父さんも今,出張中でしょ??だから,
遠いけど,彼方ちゃんのところに行って
くれない??」

は,今,母さん…何て言った??

母「ホントは鉄朗くんのところにお願いしたい
けど,いつも頼んじゃってるし迷惑だから,
行ってらっしゃい。」

そう言って,母さんは満面の笑みで
俺を部屋に連れ戻し,準備させた。

『まぁ……いいか…。彼方に会えるんだし…』

俺はそう呟くと,黙々と準備を進めた。

母「明日の朝,出発だからね～!!」

また1階から母さんの大声が聞こえる。

__そういえば,学校どうするんだろ。
休むのかな,向こうの学校かな。
なら,俺は青葉城西……??

…あとで母さんに聞けばいいか。