好きな人の元カノが最悪だったので一泡吹かせてやろうと思う【松野千冬】

一泡吹かせる7回戦 ページ8

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「ちょっと松井さんそこ邪魔。」




「なんか手伝えよ。」





すごいボロくそ言われてんな…。


手伝えよ＆邪魔は若干矛盾してて辛いな。


私も実験しろって？


私たちは手際良すぎてもう片付け終わったのです。





キーンコーンカーンコーン…




授業が終わった。


千冬の班は誰かさんのせいで戸惑ってたみたいだけど、誰かさん以外の天使たちが頑張ってギリ授業内に終わったみたい。




「A、戻ろーぜ。」



『あっ、うん！』




あらら？千冬が誘ったのは私だけなのに後ろをついてくる方が1人。


まぁ有栖ちゃん以外有り得ねぇよなって話ですよ。


必死についてくるけど、どっちかに寄らないと反対通ってくる子に迷惑よ？





「この前、Aいなかったよな？そんときに場地さんが…」





相変わらず場地さん妬ましいけど、わざわざ私がいなかった時の事を教えてくれる千冬は尊いから許す。


そうだった、有栖ちゃんは場地さんのこと知らないんだっけ？





「だから有栖、そのばじさん？分かんないんだってぇ。なんでその人の話ばっかりするの？有栖、ばじさんきらーい。」





ちょっと後ろから刺すような視線を感じるけど気の所為じゃねぇな。


そしてそれが向けられてる奴は私ではないな。当たり前だけど。


まぁ犯人は千冬だよねっ★





「………」



「ﾋｯ！」




この視線、私に向けられてたら秒死だよきっと。


千冬は場地さんのことバカにすると1番怒るよなぁ。






『まぁまぁ、千冬も落ち着いて？笑』




「今度場地さんになんか言ったらただじゃおかねぇからな。」




『ペヤングもバカにしない方がいいと思う…。笑』




「わ、わかった…」






くっそ、千冬にここまで言わせる場地さんにジェラシーだわ。(そこじゃない)


ペヤング馬鹿にしたら怒るって意味不明すぎだよな。





『有栖ちゃん、場地さんに会ってみれば？いい人だよ！』




「ばっ、場地さんにコレを会わせる？冗談だろ？」





【悲報】有栖ちゃん、コレ呼ばわりされる。


訂正、只今の放送【悲報】とありましたが、正しくは
【朗報】でございました。大変失礼しました。


デジャブだね、失敗から学ばなきゃだね。





『そんなこと言わずに！』



「きっとそのばじさん？も喜ぶよねぇ！」



「それはない。」




ボコられるの間違いじゃない？


なんか面白そうだから会わせてみたい。


場地さんはこのぶりっ子の犠牲になってもらうぜ。

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