好きな人の元カノが最悪だったので一泡吹かせてやろうと思う【松野千冬】

一泡吹かせる終戦 ページ49

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「やっぱAってすげーな。」




『急にどうした、彼氏クン。』




「俺の彼女サンがすげぇなぁって。」






彼氏彼女言い過ぎって？リア充爆ぜろって？


ごめん、無理☆





「だって松井とまで仲良くなるとか…。おかげで俺もちょっと許せたし。」





『別に私がやりたいって思ったことをしただけだよ？そういえば、あれから奇跡的に有栖ちゃんフったクソ男に会ったらしいよー！』





なんとビックリあのショッピングモールで会っちゃったんだって。


中学校は違くても近所だから、会っちゃうよねー


「君可愛いね〜！」ってナンパしてきたらしい。


「どうもお久しぶりです松井有栖です☆お前みたいなクソ男とは付き合わないｗｗ」とボロクソに言ってやったそうで、聞いた私がすごいスッキリした。





『千冬、好き。』




「唐突だな。笑」




『千冬は？』




「俺も好き。」






今、最高に幸せなAですっ…！！


千冬はあの後、すごい好きって言ってくれるし、甘々に甘やかしてくれる。


たまに意地悪だけど。






「A、こっち向いて？」




『ん〜？んん！？』




「ごちそーさま。笑」





こうやって不意にキスしてくるところとか。


自分の唇なめて、甘いとか言ってくるところとか。


意地悪なんだよな。






『あー、千冬が好きすぎて尊すぎて死にそう。』




「まだ死ぬなよ、A。」






本当に死にそうなくらい幸せなんです。






「クッソ、もっと早く登校すればよかった。」




『場地さんおはようございます！』




「今日もラブラブだねぇー♡」




『有栖ちゃんもおはよ！』







場地さんも相変わらず辛辣だけど、優しい。


今度人生ゲームのリベンジをする予定が勝手にたてられてた。


まぁまたボコボコにして勝つ。喧嘩じゃかなわないし。





有栖ちゃんも優しくなったし、前より可愛くなった気がする。


私も頑張ったし、有栖ちゃんの努力もあるよね。


前見せてもらったケータイの男の番号は見事に消えていた。






・






好きな人傷付けられたらさ、仕返しすることばっかり考えちゃう。


でも、一回考えることが大事なんだ。


もしかしたら、その子なりの理由があるかもしれない。


許すか許さないかはあなた次第だけどね？


君も私みたいに、一泡吹かせる？笑








好きな人の元カノが最悪だったので一泡吹かせてやろうと思う【松野千冬】





fin

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