一泡吹かせる26回戦 ページ28
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あれから、私も無難に流行りの曲を歌った。
「私の方が上手だね♡」と有栖ちゃんが言ってきたが、千冬と場地さんがめちゃくちゃ否定してくれた。
場地さんも安定のイケボで歌い終わり、私はお手洗いに行くと告げた。
『久しぶりに歌ったな…。』
時間はあんまり有栖ちゃんと長居したくない、と場地さんが1時間にしてた。
4人にしてはかなり短いから、残り時間はそこまで長くない。
…いかに有栖ちゃんに歌わせないかだな。
「あ、Aちゃん♡」
『有栖ちゃん…』
部屋に戻ろうとしたら、入り口で有栖ちゃんのばったり会う。
今は2人きりになりたくなかったな。
有栖ちゃんがわざとらしく笑う。
…なんか嫌な予感がする。
「前の電話さ、あれAちゃんだよね？」
『…！！』
通り過ぎようとしたのに、耳元でそう言われた。
でも、別に間違ったことをしてるわけじゃないんだ。
私は千冬くんにかけたのにAちゃんの声がしてびっくりしちゃった♡と意味ありげな顔で言われる。
『そうだけど、それがどうしたの？』
ここで逃げたらカッコ悪い。
堂々としてればいいんだ。
そう自分に言い聞かせる。
「やっぱりAちゃんは千冬くんのことが好きなんだねぇ？」
『…』
「無言ってことは肯定？」
有栖ちゃんがクスクスと笑い出す。
…だからなんだよ。
「でもさぁ、千冬くんがAちゃんに優しいのって幼馴染としてってだけでしょ？」
『っ…！！』
一番気にしていたことをコイツに言われた。
心臓が嫌な音を立て、とっさに有栖ちゃんを睨む。
「やだ、こわーい♡恋愛対象として見てもらえないなんてカワイソー。」
有栖ちゃんがバカにしたように言い、去っていく。
たとえ有栖ちゃんが千冬に嫌われていても、ここまで言われるとただただ悔しかった。
『私さ、週末に有栖ちゃん見たんだよね。ショッピングモールで男の人と。』
私が有栖ちゃんの背に向かって淡々と言う。
すると、振り返った有栖ちゃんの眉が吊り上がった。
まさか見られてるとは思わないもんね。
『私はずっと千冬だけが好き。千冬以外見てる人になんて負けないから。』
私はそれだけ言うと、部屋に戻っていった。
��松井有栖��は本当に悪女だ。
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むーこ - 場地さんのイケメンが炸裂しまくっている、、、、！悪女ちゃんまで幸せにできる夢主ちゃん、最高です！ (12月29日 18時) (
レス) @page50 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 場地さんがカッコ良すぎる！好きな人の恋愛相談乗るのきついでしょ（知らんけど）まじイケメン...千冬は笑えるw (2023年2月25日 10時) (レス) @page50 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 月夜さん» いや、本当それなです…。場地さんマジでカッコよすぎて死にますね…。コメントありがとうございます！ (2022年3月31日 20時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 場地さんがイケメン過ぎて死ぬ (2022年3月31日 13時) (レス) @page49 id: 85781a1d6e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 東リベ推しさん» コメントありがとうございます！場地さんにはイケメンでいて欲しいという作者の希望です。笑 (2022年3月28日 17時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2021年8月29日 20時
