EpisodeLVIII ページ12
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「ひば〜、外ちょっと掃除してくれん？」
「わかったー」
昨日の病院でも経過は順調だと言われて、一時は割と命も危なかったから良かったねぇってお医者さんに言われた。今日は奏斗の妹ちゃん来るのかな、なんて考えながら奏斗に掃除を頼まれて、ほうきをもって外に出る。
「…セラおと妹ちゃん？」
しばらく掃除をしていると、セラおと妹ちゃんが一緒に来るのが見えて。セラおがあの子に触れようとしているのが分かって、それからは無意識だった。
何か2人がお似合いに見えるのが苦しくて、あの子に触れてほしくなくて、気が付けば俺はほうきを放り出して妹ちゃんを庇うようにセラおとの間に入っていた。
『雲雀くん…！』
「…なに、急に…入ってきて、」
「…あ、」
セラおと妹ちゃんの声にハッとして我に返る。どうして自分がこんなことをしたのか分からなくて、慌てて妹ちゃんの前からどく。分からない。気が付いたら妹ちゃんを庇ってた。
「…セラおと付き合ったり、すんなよ…」
俺がその子を振り返って言えば、その子はすごく泣きそうな顔で俺を見ていた。分からない。分からないけど。多分、俺はこの子のことが好…
「う、あ、あああ…！」
急にまたあの時みたいな、いやあの時より強い痛みが頭を襲った。あまりの痛みに立っていられなくて、地面に崩れ落ちて頭を押さえる。
『雲雀くん！？』
「雲雀！？どうした…！？」
セラおと妹ちゃんが必死に呼びかけてくれるのは分かったけど、段々2人の声が遠のいていく。前は痛みも引いたのに今回は強くなっていくばかりで。俺はとうとうそこで意識を手放した。
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ちょこれーと(プロフ) - 君色世界さん» コメントありがとうございます！本当に完結させれたのは読者様のおかげです…！新作もwtriで執筆中なのでこれからも頑張ります…！ (3月21日 22時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 緋彩さん» コメントありがとうございます！バッドエンドも考えたんですけどやっぱりハピエンしか勝たん！ってなりました(笑)無事完結させれて良かったです！ (3月21日 22時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
君色世界(プロフ) - 完結おめでとうございます。そして、素敵な作品をありがとうございました！！ (3月16日 1時) (レス) @page23 id: 430d564ff5 (このIDを非表示/違反報告)
緋彩(プロフ) - 完結おめでとうございます。遂に終わってしまって寂しいのとハピエン嬉しいのとこれからもお幸せにが入り乱れてます。ありがとうございます。 (3月16日 0時) (レス) @page23 id: bb74cd36c0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - おあさん» コメントありがとうございます！書くの私も辛かったりもっと甘々にしたかったなぁ、なんて思う所は沢山あるんですけどそう言っていただけると嬉しいです！ここまで読んでくださりほんとうにありがとうございました！ (3月15日 23時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年3月3日 13時
