Episode�� ページ7
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＿ピンポーン
もう外は暗くなってきた頃、玄関のチャイムが鳴る。こんな時間に誰だろ、と特に考えもせずにドアを開ける。
「はーい…あれ、Aちゃん？」
そこには何故かAちゃんがいた。家の場所は知られてるけど、こんな時間に、しかも実際に訪ねて来られるのは初めてで驚く。
『ごめん、急に来ちゃって。…この前の返事しに来たの』
Aちゃんはそう言うと、俯いていた顔をあげる。これから言われることが怖くて俺が何も言えずにいれば、Aちゃんがいきなり俺に抱き着いて来る。Aちゃんは小柄な方だからいつもなら多分受け止められるけど、何も構えていなかった俺はそのまま玄関に尻もちをついてしまう。
「Aちゃ、」
『私も雲雀くんが好き』
「…えっ、」
『私を雲雀くんの彼女にしてください…！！』
俺の手のすぐ近くの床につかれたAちゃんの手は小さく震えていて。目の前のAちゃんの顔は耳まで真っ赤で。見れば前髪が少し乱れていて、俺のために走って来てくれたのかなとか。頭ではいろんなことを考えるけど、Aちゃんが一生懸命に伝えてくれる言葉に耳を傾けるだけで精一杯だった。
『…私もっ、ずっと雲雀くんのことすきで…！ずっと大好きで、ずっと…っ、あ』
本当は全部聞いて、今のAちゃんを目に焼き付けてたかったけど。そんなことしたら俺がどうなるか分からなくて、今の顔をAちゃんに見られたくなくて、ただ何よりもう充分Aちゃんの気持ちは俺に伝わったから。Aちゃんを俺の胸に引き寄せた。
ぎゅっと少し冷たい手を包み込む。それにピクリと反応したAちゃんは視線をあげて、目が合う。すりっと思わずその頬を撫でれば、ぎゅっとAちゃんが目を閉じた。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(´；ω；‘)更新頑張ります！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作！！待ってました！！もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます！次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年2月18日 15時
