Episode�� ページ5
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「最近Aカフェに来ないね。いっつも毎日のように来るのにさぁ笑」
閉店間際、多分もうお客さんはこないから閉店の準備を進めながら雲雀にそう言う。とは言えカフェに来ないだけで連絡は来るし本人は元気だから、勉強が立て込んでるとか忙しいとか適当な理由があるんだろうな、なんて特に気にしていなかった。
「あー…奏斗、それ多分俺のせい」
「ひば？」
「おん。俺がAちゃんに告ったから」
雲雀が僕に目を合わせることなく、いつものトーンでそう呟いた。雲雀がAのことを大事に思ってるのは知ってたけど、僕と同じで��妹のそれ��だと思っていた。だから理解するのに時間がかかった。
「え！？マジで！？」
「マジで」
「ひばってAのことすきだったんだ、」
「妹みてぇって言い聞かせてた時もあったけど…だからまぁ、相当拗らせてはいる」
雲雀は掃除する手を止めて机に項垂れる。
その仕草と声のトーンでまた驚く。Aが雲雀のことを好きなのは、僕は当然アキラとセラも知ってる。だからてっきり、ずっと片想いしてた人の告白なんてすぐにOKしていると思った。でも雲雀の口調からするに、そういう訳ではないようだ。
「今はどういう状態なの？」
「……返事まち」
「告白したのいつ？」
「……一週間くらい前。だから多分困らせてる」
「一週間前…」
「今の関係崩す覚悟も、フラれたら元の関係に戻る覚悟もできてたのに、無理そう」
言わなきゃよかったかな、なんて雲雀が呟く。
Aが返事をしない理由はすぐに分かった。雲雀が分からなくて不安になるのも当然だ。これはAの兄として、雲雀の友達としてこのままではいられない。
「返事がどうであれ、Aが返事せずに逃げることはしないと思う。あと雲雀のと同じのかは置いといて、Aは雲雀のこと好きだから」
「……うん、」
「だから言わなきゃよかったとか、思わなくていいよ」
「…うん。ありがと奏斗」
雲雀は突っ伏していた顔をあげると少しだけ笑った。
Aはずっとお前のこと好きだったんだぞ！両想いだからな！？なんて本当は叫んでやりたいけど、それは僕がすべきことじゃないから我慢する。とりあえずAは今雲雀を避けてるから、明後日の雲雀がバイトに来ない日はカフェに呼んだら来るだろう。そう思って連絡を入れた。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(´；ω；‘)更新頑張ります！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作！！待ってました！！もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます！次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年2月18日 15時
