EpisodeXXXVII ページ37
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「はい、あーん」
カップルがジェラート分けっこする方法なんて1つだろ。俺がスプーンを向ければ、固まってしまったAちゃんを見て思わず笑う。俺が照れることもAちゃんに調子狂わされることもあるけど、やっぱりAちゃんが照れる方が多い。
これ食べてくれないやつか？なんて諦めるのはまだ早い。
「ははっ、Aちゃんがーちでずっと照れてんの」
『照れてないよ…！ちょっとびっくりしただけ…』
「いらないなら全部食べちゃうよーん」
『いる！食べる！』
俺がからかうようにそう言ってスプーンを戻しかければ、ぎゅっと目を瞑ったまま食べる。その瞬間ぱぁぁっと効果音がつきそうなくらいに、美味しそうな顔をするからかわいい。甘い物がすきなAちゃんは、カフェで何か食べる時とかもこの顔をするから見ていて飽きない。
「どう？おいし？」
『おいしい…！』
「うわー俺もそっち食べたいなー、Aちゃんがあーんとかしてくれないかなー」
『うっ、ど、どうぞ…！』
「ありがと！ん、そっちもうま」
マジでどんなバカップルだよ、とツッコミたくなるけど、彼女がこんなに可愛かったらバカになるのもしょーがない。ジェラートは美味しかったけど、その味よりもAちゃんのコロコロ変わる表情を見てるのが楽しかった。
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「Aちゃん途中ビビってたっしょ？w」
『雲雀くんもちょっと肩揺れてたじゃん！』
「Aちゃんほどじゃねぇ〜し〜」
『あんなホラーシーンあるなんて聞いてないよ…！恋愛映画じゃないの？』
「一応恋愛映画ではあったんじゃない？w」
その後は一緒に映画を見た。別にホラー映画じゃないけど、途中は若干ホラー要素があった。俺も少しビビってたけど、Aちゃんのビビり様は凄くて俺の手を握ってきて可愛かった。自分よりビビってる人がいるおかげで俺は途中から怖くなくなったけど。やっぱり奏斗の妹だなぁ、なんて思う。
「今度奏斗もいれてホラゲーやろうよ。ホラー映画見るのでもいいよ」
『やるわけないじゃん…！』
「俺がいるから怖くねぇよ」
『いい声で言ってもやだ！』
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(´；ω；‘)更新頑張ります！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作！！待ってました！！もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます！次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年2月18日 15時
