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EpisodeXXXVI ページ36










「やべぇ、待って、俺今の絶対見切れた…ww」



『身長高すぎ!ちょっとしゃがんでw』



「Aちゃん次どーするよ?w」



『ウインクする!あ、待って私できな』








まず2人でプリクラを撮ってみた。女子高生だし友達と撮る時は上手くいくのに、今日は何かもう色々ボロボロで、だけどすごく楽しかった。最初らへんで見切れている雲雀くんと、ウインク失敗して完全に目を瞑ってしまった私の写真を含めたプリが出てくる。


彼氏とプリクラ撮るの夢だったから嬉しいな。宝物がどんどん増えていく。








「は?Aちゃんめっちゃ可愛いやん。で、隣の奴は誰?」



『雲雀くんだよ!w』



「え、Aちゃん嘘つかんでよ」



『嘘じゃないよ!!ww』









ただでさえかっこいいのに、加工が施された雲雀くんは顔面が色んな意味で強くなってた。2人でお兄ちゃんたちはどうなるんだろ、なんて話しながら笑う。彼氏と撮るプリって本当はもっと近くに寄ったりするんだろうけど、まだ私にはハードルが高い。いつかもーっとラブラブなの撮れたらいいけど、今はこれで十分すぎるくらいに嬉しい。

















「もーちょい右やね」



『うわぁっ、雲雀く……すご、取れた!!』









ゲーセンに来たからUFOキャッチャーもやってみた。後ろから雲雀くんが私の手の上からレバーを引いてアドバイスしてくれて、あまりの近さにびっくりした。でも言われた通りにやってみると、ゴトンと下に景品が落ちる音がした。こういうのって本当に取れるんだ…。


雲雀くんに見せると、やるじゃんって笑って褒めてくれた。ほぼ雲雀くんのおかげだけど。


















『………んー』



「Aちゃん何で迷ってんの?」



『チョコバナナといちごミルク…』



「あ、じゃあ俺チョコバナナにするから2人でシェアしよ」



『いいの!?』



「おん、俺の食べたいやつだったし」








最近人気のジェラート屋さんに入ることになって、私が二択で迷ってたら雲雀くんがそう言ってくれた。雲雀くんに大人しく甘えてみる。買ってくるから席で待ってて、なんて言われてサラッと奢られたから本当にスマートすぎる。


雲雀くんからジェラートを受け取って、ふと考える。シェアするとは言ったものの、どうやって分けるんだろう。悩んでいれば雲雀くんがスプーンをこちらに向けてきた。










「はい、あーん」









…マジですか。










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作品ジャンル:恋愛
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…(´;ω;‘)更新頑張ります!! (2月19日 11時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作!!待ってました!!もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます!次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/  
作成日時:2024年2月18日 15時

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