EpisodeXXXIV ページ34
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『雲雀くん!』
「あっ、Aちゃ……」
『雲雀くん、待った?』
「いや、全然…」
雲雀くん今日もかっこいい。いつもかっこいいけど、今日は何か一段とかっこいい。待ち合わせとかやってみたかったから嬉しすぎて、頬が緩んじゃう。
「あ、それ…俺があげたネックレス?」
『うん!つけてきちゃった!似合う!?』
「…うん、めちゃかわいい」
雲雀くんが真っ直ぐに褒めてくれるから少し照れてしまう。最初らへんちょっと様子がいつもと違ってたから不安だったから、ほっとする。
凪くんに色々リサーチした甲斐があった。私より女子力が高いと言っても過言じゃない且つ雲雀くんの友達で雲雀くんの好みを知っている貴重な人材。とりあえずできること全部相談したから、今度凪くんにはお礼しないとだな。
「あー…じゃ、行くか!」
『うん!』
気が付くと雲雀くんが車道側を歩いてくれる。本当にそういうとこ、優しすぎる。多分本人何も意識して無さそうだし。
道行く人が雲雀くんのことを視線で追う。やっぱりかっこいいもんな、なんて誇らしくなると同時にちょっと独占欲が出てきちゃうのも許してほしい。
「…っ、はは、いーよ。つなご」
『…うん』
ぎゅっと思わず近くの手を握れば、少し肩を揺らした雲雀くんがすぐに笑って恋人つなぎに変えてくれる。やったことあるけど、未だに全然慣れない。
すごい、私ほんとに雲雀くんとデートしてる。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…(´;ω;‘)更新頑張ります!! (2月19日 11時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作!!待ってました!!もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます!次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2024年2月18日 15時