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EpisodeXXVIII ページ28











「あ、Aちゃん!いらっしゃ…」



『えー、それほんと?笑』



「ほんとだって、笑」








これからカフェ行くね!というAちゃんの連絡があったのが10分くらい前のこと。この時間はお客さんもいなくて、やることもなくて暇だから、やっと来たなんて思いながら声をかけようとした。でも、Aちゃんがセラおと楽しそうに談笑してるから、途中で言葉を止めてしまう。


セラおの気持ちは知ってるけど、セラおはAちゃんに手出すとかしないってのも分かってるし、2人が単純に仲が良いのも分かってる。


でも、何かめっちゃ仲良さそうに一緒に来て、声かけようとした俺にも気付かないのはどーなんですか。









『雲雀くん!お疲れさ…きゃっ!?』









セラおが奏斗とアキラの方に行くのを横目に、俺に気付いたAちゃんを後ろから抱きしめて、Aちゃんの頭の上に顎を乗せる。俺が黙ったまま力を強めて3人の死角まで引き寄せれば、じわじわとAちゃんの耳が赤らんでいく。








『ひ、ひひ…雲雀くん!?』



「……セラおと2人で来たの?」



『たまたま途中で会ったんだよ…!』



「……ふーん?」








不機嫌なの全開な俺を、伺うように見るAちゃんの頬をぷにぷにしながら俺が言う。無抵抗だし、首に回った俺の腕に自分の腕を添えてくるから、愛されてんなぁなんて自惚れそうになる。









『…やきもち?』



「そーだよ、だってAちゃんは俺のなのに」



『……か、かわいい雲雀くん』



「かわいいより、かっこいいって言って」



『んふふ、雲雀くんはカッコいいよ。…みんなのとこ行く?』



「やだ、もうちょいこのまま」



『またからかわれるよ?笑』



「……行く」









本当はもうちょっとくっついていたかったけど、Aちゃんに言われて大人しく離れる。ずっとこのままだと、またからかわれるし。Aちゃんが小さな声で「2人のときだけがいい」なんて言って照れてるから、かわいかった。


嫉妬とかする必要ないくらい、俺はAちゃんに愛されてるらしい。









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作品ジャンル:恋愛
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…(´;ω;‘)更新頑張ります!! (2月19日 11時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作!!待ってました!!もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます!次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/  
作成日時:2024年2月18日 15時

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