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EpisodeXXV ページ25










いろんなところを見て回って、お土産も買って、美味しい料理を食べて温泉にも入った。みんなでトランプもして、雲雀くんがババ抜きで負けてばっかりでみんなで笑って。そろそろ寝る時間になって何となくスマホを見ていると、雲雀くんから「ちょっと抜けよーぜ」というメッセージが入る。


ちょっと離れたところに座っている雲雀くんと目が合うと、ふふっと笑われた。「行きたいとこあるんだよね」というメッセージが立て続けに送られた。








渡「ちょっと俺、近くのコンビニで飲み物買ってくるわ」



『わ、私もいく…!』








雲雀くんがそう言うと私に対してウインクしてきたから、私も慌てて雲雀くんについていく。なんかちょっと悪い事してるみたいで、楽しい。部屋を出ると繋がれた手を見て、そんなことを思った。








風「え、何あれ仲良すぎじゃない?w」


セ「Aって嘘つくのホント下手だよね」


四「まぁいいじゃないですか、2人きりにもなりたいでしょ」

















当然コンビニになんて行くはずもなく、どこに行くかも分からないまま雲雀くんについていく。どこ行くの、と聞いても内緒って教えてくれなかったから。


私もだけどお風呂上りで、雲雀くん髪ノーセットだ。セットしてるのもカッコいいけど、何もしてないのも何だかかわいい。








「着いた」



『ここ…』









雲雀くんに手を引かれるがまま着いたところは、昼にセラくんに見せてもらった観光スポットだった。夜ということもあって、セラくんが見せてくれた昼の写真よりも人気がなくて雰囲気がだいぶ違う。海沿いだから、海風が気持ちいい。








「どうしても2人きりになりたくて」



『うん、』



「あと、セラおと話してんの聞こえて何か行きたそうだったから」



『……聞かれてた?』



「俺、耳いいからね。特にAちゃんの声は聞き逃さねぇから」








聞こえないように小声で話していたはずなのに、雲雀くんには聞こえていたみたい。そういえば前に耳がいいって言っていた気がする。違った?とちょっと笑って聞かれるから、首を振った。どうして全部気付いてくれるんだろ。








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作品ジャンル:恋愛
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…(´;ω;‘)更新頑張ります!! (2月19日 11時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作!!待ってました!!もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます!次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/  
作成日時:2024年2月18日 15時

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