EpisodeXXIV ページ24
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奏「先に宿に荷物置いてきた方がいいかもね」
セ「そうだねー、こっから近いし」
新幹線から降りて、荷物を宿に置きに行くことになる。お兄ちゃんに着いて行こうとするけど、人混みが凄くてちょっと置いていかれそうになった。待って、と声をかけるより先に手を引っ張られる。
渡「行こ」
『え、でも…』
渡「つながせてよ」
引き寄せられたら離れると思った手が、繋いだまま雲雀くんが歩いていく。お兄ちゃんたちもいるからびっくりしていると、雲雀くんが振り向いて悪戯っぽく笑う。そんな顔されたら離せないじゃん。顔に熱が集中するのが分かったけど、大人しく雲雀くんの手を握り返した。
風「え、待って写真撮りたい」
セ「奏斗はシスコンなのか応援してんのかどっちなのw」
渡「バッ、セラおたちが置いてくからだろ!?」
四「貴方達歩幅大きいんだからw」
また新幹線の中みたいな絡まれ方をしてるから、少し笑みがこぼれる。
楽しいな。雲雀くんがいて、お兄ちゃんもいて、セラくんがいて、凪くんがいて。天気も良くて。そんな些細なことがすごく嬉しい。
セ「A〜、この近くに結婚式できる観光スポットあってさ」
『うん?』
セ「そこでプロポーズしたカップルは永遠に結ばれるらしいよ」
『そうなの!?』
セ「雲雀と2人で行って来れば?笑」
『っ、みんなもいるのに行かないよっ!』
急にセラくんがハートのオブジェと鐘の写真をスマホで見せてきて、小声でそんなことを言う。結婚とかそんなの早すぎるし、お兄ちゃんたちもいるから行くわけないのに。でもちょっと興味があったのは事実で、からかってきたセラくんを怒るとセラくんは子供みたいにケラケラ笑うから私も釣られて笑ってしまった。
…ほんとに、みんなで来れて良かったな。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…(´;ω;‘)更新頑張ります!! (2月19日 11時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作!!待ってました!!もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます!次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2024年2月18日 15時