Episode�� ページ3
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「Aちゃん！もう暗いから送ってく！」
『え、いつも悪いよ…！平気だしこのくらい、』
「ダメだよ、Aちゃん女の子なんだから。甘えとけって」
『…ありがと』
テスト勉強がだいぶ進んで、閉店時間が近付いてきたから帰ろうとすれば、雲雀くんが送ってくれると言う。いつも暗くなると家の傍まで雲雀くんが送ってくれる。口ではいいって言うけど、本当は少し嬉しかったりする。
時々勘違いしそうになるけど、雲雀くんは優しいからって必死に言い聞かせる。
「Aちゃんももう高校生かぁ〜。時の流れ早すぎるな。昔は奏斗と俺の後ついてきてさぁ〜」
『そうだよ、もう高校生だから！子供じゃないよ』
「はは、ごめんって！可愛かったんだもん、今も可愛いけどさ、笑」
『…それは、どうも』
雲雀くんはサラッと何でもない事のように可愛いと言うと、にぱーと笑った。顔が熱い。何とか返事はしたものの、周りが暗くて良かった。ちらっと横を見ると、雲雀くんと目が合って慌てて逸らしてしまった。
『送ってくれてありがとう。気を付けて帰ってね』
「あ、うん！何か話してるとあっという間だな、笑」
『そうだね、笑』
いつも通り私の住んでいるアパートまで来て、雲雀くんと別れる。本当に話しているとあっという間だ。雲雀くんもそう思ってくれていたのが嬉しいけど、やっぱり少し寂しいなとか思ったり。雲雀くんにお礼を言って、背を向ける。
すると、その腕を雲雀さんにつかまれた。
『…雲雀くん？どうしたの？』
「っあ、ごめん！やっぱちょっと待って、」
雲雀くんはパッと掴んでいた腕を離すと、頭の後ろに手を持っていって「あー、」とか「えーっと」を繰り返していた。何か話したい事でもあるのかな。そう思って私は大人しく雲雀くんの言葉を待つ。
しばらく目を泳がせていた雲雀くんと、やっと目が合った。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(´；ω；‘)更新頑張ります！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作！！待ってました！！もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます！次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年2月18日 15時
