EpisodeXX ページ20
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「言えないだろ、Aの余命があと半年って、」
ずっとお兄ちゃんの声が頭から離れない。本当なのかな、嘘なんじゃないかなって。思うとしたけど無理で。あれから一週間、カフェには顔を出していない。
お兄ちゃん前に1年後に手術できるって言ってたのに。何で嘘ついたんだろう。1年待たないと手術の順番が回ってこないから、早く手術できる病院を探しているとは言ってたけど、そういうことだったんだ。
余命より多く生きる人だっている。そんなこと分かってるけど。
『…っ、おにいちゃ…』
言えなかったんだ。お兄ちゃんは優しいから。1人で抱え込んでくれてた。お兄ちゃん私が病気って分かってた時泣いてた。この前もすごく苦しそうだった。
凪くんもセラくんも悲しませた。私は病気になったから。私の余命があと半年しかないから。全部私のせいだ。
私はみんなに迷惑しかかけない。
雲雀くん今カフェまで来て
不意になった通知音でスマホを見ると、雲雀くんからの連絡が1つそれだけ入っていた。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…(´;ω;‘)更新頑張ります!! (2月19日 11時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作!!待ってました!!もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます!次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2024年2月18日 15時