EpisodeⅫ ページ12
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『セラくんセラくん！この前教えてもらった範囲のテストクラス1位だった！』
「すごいじゃん」
『セラくんのおかげだよ〜！』
「Aが頑張ったからだよ」
『ふふ、ありがと！！』
いつものカフェ。何やらAが上機嫌だなぁと思ったら、俺に95点の数学のテストを見せてきた。最近俺が教えていた範囲で、苦手だったはずのそこがクラス1位になったらしい。思わず頭に手を伸ばしかけて、雲雀の彼女だった、と引っ込めた。
『これからも頑張る〜！またヤバかったら教えて！』
「ん、いーよ」
多分俺はAのことが好きなんだと思う。奏斗の妹だから可愛がっている、というだけじゃ多分ない。気付いたのは最近で、雲雀とAが付き合い始めてから。少しだけ醜い気持ちが自分にあるから自覚した。
それでもAはずっと雲雀がすきなのは知っていたし、雲雀のことも大切だから奪うなんてことはしないけど。
『あ、雲雀くん！！見て…！すごくない？』
「すご！めっちゃ高いじゃん！俺もうわからん(笑)」
カウンターまで走って行って雲雀に嬉しそうにテストを見せに行くAを目で追う。Aは俺に懐いているけど、やっぱり雲雀に向けるそれとは違う。告白してもいいことなんかないし。
いや違うな。多分これ「俺のかわいい妹が他の奴にとられるなんて…」みたいなやつと一緒だな。奏斗と同じやつだ多分。
俺は別にAのことそういう意味で好きなわけじゃない。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(´；ω；‘)更新頑張ります！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作！！待ってました！！もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます！次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年2月18日 15時
