Episode�� ページ2
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CAFE Zeffiroはお兄ちゃんがオーナーをしているカフェ。私が1番好きな場所。
『こんにちは〜！』
「あ。A」
「どうもー」
『あ、セラくんと凪くんも来てたんだ！やっほ！』
学校帰りや休日は決まってここに来る。私だけかと思ったけど、先客がいた。凪くんもセラくんもお兄ちゃんの友達で、私と同じようにここによく来る。私とここで喋ったり、勉強を教えてもらったりする。今日もテストが近いから、数学のワークを広げた。
「はい、いつものカフェオレでいい？」
『ありがとー、お兄ちゃん』
カウンターから出て来たお兄ちゃんが私にカフェオレを用意してくれる。この春から高校生になって念願の1人暮らしを始めた私を、色々気にかけてくれる少し心配性なお兄ちゃん。流石に一緒に住むのは断った。最終的にカフェにもお兄ちゃんの住んでいるところにも近いから、と言う理由で許してくれたんだっけ。
とはいえ、結果的にお兄ちゃんに押されてランドリーで泊まったりすることも多いんだけど。
「あ、Aちゃん！いらっしゃーい」
『雲雀くん！おじゃましてます！』
「勉強？頑張ってるね」
『うん、もうすぐテストだから…』
「お、じゃあ…そんな頑張ってるAちゃんには〜、俺からガトーショコラの差し入れでーす」
そう言って頼んでないガトーショコラを持ってきてくれたのは雲雀くん。雲雀くんも私とお兄ちゃんの友達で幼馴染で。
私がずっと好きな人。
『美味しそう…！ありがとう！』
お礼を言えば、「頑張ってね」と笑って応援してくれた。
かっこよくて優しくて歌が上手で明るくて、落ち込んでる時は元気づけてくれる。ほんとは、すきって言いたいんだけどな。この関係を壊すのが怖くて勇気が出ない。いつかちゃんと伝えたいけど、きっと今の私には無理だ。
「早く告っちゃいなよ」
「誰かにとられてもいいんですか」
『…分かってるもん』
お兄ちゃんもセラくんも凪くんも応援してくれるけど。あとちょっとの勇気が出ない。
弱虫で言いたい事をはっきり言えない自分が嫌い。
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ちょこれーと(プロフ) - すと@STo_dreamさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(´；ω；‘)更新頑張ります！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
すと@STo_dream(プロフ) - 新作！！待ってました！！もう既に神小説の予感しかしません…。ちょこれーと様ありがとうございます！次の更新が待ち遠しいです(笑) (2月18日 20時) (レス) @page4 id: 47475b39fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年2月18日 15時
