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『ん、んぅ』
「っちゅ、ん…はは、かーわい」
最初は触れるだけだったそれが次第に深くなり、角度を変えて吸われる。少しだけ唇を開くとローレンは私の頭の後ろに手を回し、私の方に覆いかぶさってくる。ポスンとソファが背中に当たって、思わずローレンの首に手を回した。
ようやく唇が解放された頃には、すっかり力が抜け切っていた。
「俺がこんなことすんの、Aだけ。触れんのも、キスすんのも、それ以外も全部Aだけだけど？」
『うぅ…』
「これでもまだ不安なら、もう不安なんて考える隙ないくらい俺でいっぱいにしてやろーか？」
固まったままの私を押し倒したまま、ローレンはそう言うと小さく笑ってまたキスをしてきた。嫉妬してるなんてバレた上に、ローレンのキスに精一杯になって、本当にローレンには敵わない。急に顔が熱くなった。
何よりもっと、なんて思ってしまう自分が悔しかった。
「いつも我慢ばっかさせてごめんな」
『うん、』
「んふ、けど実際こんなあからさまに妬いてくれんのは最高ではあるよ？」
『…さいてー』
「しょーがないやんっ！」
相変わらず余裕そうなローレンにムカついて、もう一度距離をつめてローレンの首に腕をまわしキスを強請る。ローレンは私らしくない行動に目を大きく見開くと、少し意地悪に笑って口を塞いでくる。
「続きしていいん？」
『…わざわざ聞かないでよ』
「ふっ、りょーかい」
ローレンはおでこ同士をくっ付けてそう聞いてくる。耳にかかる吐息が、首筋に触れる赤い髪が、愛おしくてたまらない。私を真っ直ぐに見つめるエメラルドグリーンの瞳が、一瞬きゅう…と鋭くなる。
私は縋るように彼の背中に手をまわした。
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
