私だけの特別【lrn】 ページ48
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『………うわぁ、スー…しんど』
最後まで聞こうと思ったけど色々耐えられなくて、イヤフォンを机の上に置いた。しんどいなんて言うけど、ライバーをしている彼氏のボイスを聞くなんて私がしんどい彼女なのかもしれない。いやだけど！！何だこの甘すぎるボイスは。最早誰だよお前。このボイスが全世界のローレンファンが聞けるなんてマジ？？
ライバーという仕事に理解はあるし、ボイスはボイスなのも知ってるし、色々協力もしている。だけど、彼女がいることを公表することも許されない上にコレは結構しんどい。傷付くと分かって聞いた私が悪いんだけど！
『もうやだぁ…』
「なーにがやなの」
『本人来た』
私が項垂れていると、後ろから配信を終えたローレンが戻って来た。私がそう言えば「俺？」なんて笑いながら、隣に座ってくる。こうやって瞬時に私が拗ねてるの見つけて、くっついてくるところがムカつくし大好き。
…ほんとは私だって、こんなこといちいち気にしたくないんだけどな。
「何聞いてたの…って、俺のボイスやん。恥ずかしいからやーめーて」
『だって』
「だって何よ？全部直接聞けばいいでしょ」
机の上のイヤフォンを自分の耳につけ、顔をしかめるとスマホとイヤフォンを取り上げられた。直接聞けなんて言うけど流れとかあるし、自分はいつでも聞けても他の子に甘々な声聞かれてるのが嫌なんだもん。しょうがないじゃん。
『…じゃーさ、私が不安にならないための私だけの特別な何か欲しい』
「A不安なん？」
『……べつに』
「ッあーもー、ほんっとさぁ…可愛いのも大概にしてくれ？」
ローレンは顔を背けた私を見て、あからさまに頬を緩めるとそう揶揄ってくる。勢い余って行ってしまった言葉が、急にすごく恥ずかしくなってきて俯く。ぎゅーっと結構な力で私を抱きしめていたローレンが、抱きしめる力が弱めて顎を掬う。
『ろーれ……んっ』
目を閉じるとすぐに彼ので塞がれた。
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
