彼からの告白【knmc】 ページ46
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何らかの世界線で剣持が大人です
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『すごい…、夜景が見えますよ刀也先輩！』
私が高校生１年生、先輩が２年生の時から付き合って、お互いもうすっかり社会人になった。先輩に好き好き言いまくっていた学生時代が懐かしい……あ、今も大して変わってないか。大学も会社も先輩を追ってきて、今も先輩だから未だに先輩呼びは抜けないんだよなぁ。
お互い忙しくも充実した日々を送っている。今日は2人とも連休が取れたので、刀也先輩の提案で少しいいホテルに泊まることになった。先輩チョイスなだけあって、ディナーのバイキングも大浴場も最高だった。
どこかに泊まるなんて久しぶりだし、刀也先輩とゆっくり過ごせるのも久しぶりで思わずはしゃいでしまう。窓の外から見える夜景が凄く綺麗で、先輩に言うと「喜ぶと思いました」と苦笑された。
「A、こっち来て座って」
窓の外に見惚れていると、刀也先輩がベッドの端の隣に座るように促す。大人しく座ると、ぎゅっと正面から抱きしめられた。先輩からこういう事してくるなんて、少し珍しい。わたしも抱きしめ返せば、上からくすぐったそうな笑い声が降って来た。なんとなく懐かしい気持ちになって、思い出話をしてみる。
『高校生の頃のわたしに、大人になっても刀也先輩の隣にいられるって言ったら、泣いて喜ぶだろうなぁ』
「Aのことだから、高校生の頃でも僕との未来のビジョン持ってそうですけどね」
『一度付き合えたからには、離すつもりが更々なかったのは認めます』
「はは、こわw」
刀也先輩だから続いたんだろうな。今まで色々なことがあったけど、結局いつでもそばにいたいと思うのは先輩だけだ。それは高校生の頃の私も、今の私も変わっていないから先輩の言っていることは一理あるのかもしれない。
「A」
不意に刀也先輩が一際真面目に私のことを呼んだ。彼の前髪の隙間から見える真剣な眼差しが、少しだけ意地悪な笑みに変わって私を捉える。
「今から僕が言う事、どちらか選んでください」
『選ぶ？』
「高校生の付き合い始めた時みたいに、Aが僕に言うか」
『えっと、何のことですか…』
「最後くらい、僕から告白してやるか」
ねぇ、まって。先輩それって。
先輩が聞いてきた質問の意味がやっと分かった。
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
