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『マナ！マナ！大丈夫！？』
「んー…A？もう、大丈夫やからなぁ…」
『っ、よかった…！』
気を失ってたし怪我の具合は私のよりひどいけど、ヒーロースーツとマナの攻撃の受け方で重傷とまではいかなそうだ。すぐに帰って手当すれば痕も残らないだろう。敵の残党のことで心配はあるけど、ひとまずマナが無事なことにほっとして思わずぎゅっと抱きしめた。
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『まだ寝てた方がいいと思う。何か欲しいものあったら言って』
「…怖い思いさせてごめん」
『わたし、マナのそういうとこ嫌い』
腕の手当てをしながら、自分の方が怪我ひどいくせに私の心配ばかりしてくるマナにそう言えば、目を大きく見開いて固まってしまった。さっきから謝ってばっかり。私が一般人ならともかく私もヒーローなのに。
『いつも人のことばっかで、今日だって私守るために自分のこと犠牲にした。なんでいっつもそうなの？』
「だって、俺はヒーローやから…」
『私だってそうだよ。…それにヒーローだって人間じゃん。私はマナに何かあるのが1番辛いんだよ』
マナは優しいから自分が酷い目に遭うことをもろともしない。でも、マナが私を大切に想ってくれてるのと同じで私だってマナが大切なんだから。マナに何かあって悲しむ人は沢山いるってこと、マナは分かってないよ。
「…俺のこと、嫌いになった？」
マナが遠慮がちに私を覗き込んでそう聞く。私はその首に手を回すとその口を塞いだ。
『…守ってくれてありがとう』
首に回した手に力を籠めれば、私の腰にマナの腕が回った。あんなことを言ったけど、本当は怖かったしマナが来てくれて嬉しかった。それに私も同じ状況だったら同じことをすると思うから。
「…A、俺ほんとAのこと好きや」
マナが眉を下げて笑う。どうしたらマナみたいに、そんな言葉を真っ直ぐ伝えられる人になれるだろうか。私はマナよりずっと弱い。だけど、今日私のために傷付いたマナを見て思った。
私もどんなことからでもマナを守りたい。ヒーローとして以前に、マナのことがすきだから。
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マナくん書けて嬉しい〜！
関係ないけど今日初カラーしてきました☆
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
