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どうせ余裕の顔をしているんだろうな、と徐に顔をあげると、意に反して奏斗くんの顔が赤かった。奏斗くんもこんな表情するんだ。これ私のせいだったらいいな。
…もっといろんな顔見てみたいな。
『奏斗くんがすきです』
「……僕もAがすきだよ」
夢みたい。ぎゅっと手を包み込まれる。奏斗くんの手は少し大きくて温かかった。奏斗くん顔赤い、と言うとうるさいと怒られてしまう。さっきまで余裕そうな顔してたくせに。少しおかしくなって2人で顔を見合わせて笑った。
「ちょっと食べていい？」
『…今！？い、いいけど…』
奏斗くんはそう言うと、丁寧にラッピングをほどいていく。目の前で食べられるという事は感想を言われるというわけで、ちょっと怖い。
「…すご。これ僕のために作ったの？雲雀たちのよりめっちゃ豪華じゃん」
『本命だもん』
「めっちゃ嬉しい。でも僕ちょっと焦ったんだからね？だって僕以外みんなAから貰ってるから」
『奏斗くんが1人の時に渡さないと恥ずかしいでしょ』
あと勇気が出なくて時間をずるずる伸ばしちゃったのもあるけど…。そう付け加えると、奏斗くんは小さい男の子みたいな、イタズラっぽい笑顔をしていた。
「いただきます」
『っ、どうぞ』
奏斗くんがマカロンを口に運ぶのを見守る。
『どう…かな？』
「めっちゃ美味しい。カフェに置きたいくらい」
『それは大袈裟だけど…良かった』
「Aが僕のために作ってくれただけでも十分だけど」
どうせ奏斗くんだからマカロンの意味とかも知っているんだろうな。自分でも食べたけど、奏斗くんの口から美味しいって言ってもらえて素直に安心する。
「あー…やっぱカフェには置きたくない。食べるのは僕だけでいいから」
項垂れる私を見て、ふふっと奏斗くんが笑みを漏らす。
ちょっと照れてるところは見られたけど、やっぱり奏斗くんには敵わない。
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
