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『スタンガンは卑怯だよね。折角技入ったと思ったのに。まぁ、その技と四季凪くんたちのおかげで生きてるけど』
「ちょっと待って。対抗したの？」
『…だって、好きな人の足手まといにはなりたくないじゃん。結局迷惑かけちゃったけど…。でもねセラ！��セラフのこと教えろ！！��って脅されても何にも教えてあげなかった！』
たしかに目立った外傷はそこまで多くない。でもまさか対抗したなんて思ってなくて、純粋に驚く。聞けば、俺に黙ったまま雲雀と奏斗と凪ちゃんに色々教えてもらったらしい。自分の安全より俺らの情報を守ってくれた。
巻き込んで申し訳なくなるけど、Aはこういう子だから俺が何か言ったところで何も分からない気がして何も言わなかった。
『私ね、セラを守れるくらい…セラの隣に並べるくらい強くなりたい』
「俺を…？」
『うん。セラも四季凪くんたちも優しくて私よりずっと強いから守ってくれる。優しいから私が傷付いたときに私よりもこうやって傷付いてくれる。だから、不安にならないくらい強くなりたい。守る側になれたらなって…』
Aがきゅっと自分の手を握りしめてそう言った。「まだまだだけどね、」なんて肩をすくめて笑う。本当は今だって怖いはずなのに、こんな時まで明るく笑う。
『だから私、セラのこと諦めるつもりないんだからね！』
ずっと守れなきゃダメだって思ってた。でもAは俺が思っているよりずっと強くて、逆に俺の方が守られていた。守らなきゃじゃない。できなくても上手くいかなくても、俺が守りたい。俺以外に守らせたくなんかない。
守れる自信はまだない。だけど、Aを1番守りたいと思っているのは俺っていう自信はあるから。
さっき握っていた手を俺の胸に引き寄せた。
『…っえ、セラ…？』
「A」
『うん…、』
「俺、Aのことすきだよ」
ずっと言いたくて言えなかった言葉が、やっと今Aに伝わった。
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
