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「こっち押さえると…Fね」
『っ、うん…！』
…これ、Aちゃんは普通のつもりなんだろうなぁ。
ちょっと震えてる手。髪から覗く耳は真っ赤で、俺が何が耳元で話す度にピクッて肩が震える。でも真面目だから、そんな中でも俺の言ったことに頷きながら俺より一回りは小さな手で弦を抑える。半分意地悪でまた手に触れてみれば少しまた肩が震える。
それが可愛くてしょうがなくて、Aちゃんの肩に頭を置いてギター教えるフリしてAちゃんの横顔を時々盗み見てた。
『…ひ、ばりくん』
「ん？」
『ちかい、』
Aちゃんの方を見れば、ぱっと顔を背けられる。ちかい、ともう一度消え入りそうな声で言うけどギターを構えてるせいで距離を取ろうにも取れないらしかった。
「近かったらだめなの？」
『だ、めじゃないけど…！』
「けど？」
気が付けば確かに無意識にAちゃんに距離を詰めていた。するっと耳を撫でれば、Aちゃんが小さく甘い声をあげる。
こういう表情とか仕草とか反応とか、ホントに俺以外の前でやんないでほしい。近いとか、ダメとか、なんかもう色々逆効果だよAちゃん。
『っ、ひば、りく…んむっ、』
Aちゃんが抵抗できないのをいいことに、無理矢理こちらを向かせてそっと口づけた。ぎゅっと閉じられたAちゃんの目が一瞬開かれる。俺はAちゃんの全部が見たくてずっと目を開けていたから目が合って、もう一度潤んだ目が堅く閉じられる。
俺の言動にいちいち照れてるAちゃんを前に真面目にギター教えてたのに、だめとか言われたら余計止まれなくなる。
「俺以外に、そんな顔しちゃだめだよ」
『ふ、ん……、っぁ、』
「ね、俺の名前呼んで、雲雀って、A」
『ひばり、く…』
全部Aちゃんがかわいいのが悪い。心の中で責任転嫁して、Aちゃんの頬を撫でて、横髪が耳にかける。いつの間にか、握られていたAちゃんの手が俺の手を包む。ゆっくりと指先から伝わる熱に、火傷しそうだった。
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ギター教えて欲しいっていう妄想
何かこの人いつも優しくて笑顔だけど急にスイッチ入りそうとかいう偏見
ひばの部屋が汚部屋じゃない世界戦(笑)
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大切な人がいること【srp】→←俺が教えてあげる【wtri】
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
