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「…A？」
『…っ、ろれ…ごめっ…』
そっとAの顔を覗き込む。俺と目が合ったAは苦しそうに顔を歪めた。明らかにいつもとは違う様子に、落ち着かせるように身体を寄せてトントンと背中をたたく。何となく何か事情があるようなことは察して、だけど今聞くのはよくない気がした。
「A」
『ろれ…ごめん…っ』
「違う、怒ってねぇから。ちょっと落ち着こか」
『…っん…ふ、ごめ』
「謝んなって。大丈夫やから」
涙で頬に張り付いたAの髪をそっと退ける。恐る恐る胸に擦り寄ってくるAを見て、俺に怖がっているわけではないようで安心しつつも触れたAの体はずっと小刻みに震えていた。謝るなと言ってもずっと俺の名前とごめんを繰り返すAに声をかけ続けること数分、最後にもう一度「ごめんね」と呟いたAはそのまま俺にもたれて眠ってしまった。
今日は一緒のベッドで寝ない方がいいかもなと思って、ゆっくりとAのベットに寝かせる。目尻に溜まっていた涙だけそっと拭った。
Aは翌日にはいつも通りになっていた。ただ俺はなるべくAに触れることを控えた。触れたいに決まってるけど。でも、なによりもAのことが大切だし大好きだから。
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ちょこれーと(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます！少しずつ解像度あげて書けるように頑張ります！ (3月7日 21時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - ﾋ-ﾛーまってます！ (2月28日 20時) (レス) @page39 id: 3ca2ff76bf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 征狐さん» コメントありがとうございます！正直メンタル終了してたことが多々あったので、ゆっくり休みます…。ありがとうございます！！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - 合格おめでとうございます！今まで大変だったと思います、ゆっくり休んでくださいね…✨ (2月12日 15時) (レス) id: 884f1b32a5 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ちょこれーとさん» 私なんかの小説を！？ありがとうございます！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2月10日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2024年1月2日 15時
