本心（甲斐田晴の場合） ページ27
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「…Aちゃん？」
『あれ、晴くん』
ろふまおのロケで沖縄に来た日の事、何となく僕は寝れなくて起きて部屋の外に出てみると、隣の部屋からAちゃんも出てきた。もう日付はとっくに変わっている。
『まだ起きてたんだ、』
「Aちゃんこそ」
『枕変わると寝れないんだよねぇ…』
「めっちゃわかる」
明日も撮影はあるし本当は寝た方がいいんだろうけど、もうお互いに寝れそうもない。少し外に出てみるか、と言う話になり2人でそっと宿を抜け出した。都会というわけでもないこの辺りは空気が澄んでいて星が良く見える。夏の沖縄と言えど夜風で少し涼しかった。
『すごい！ねぇ晴くん！星めっちゃ見えるね！』
海沿いまで歩いてくると、Aちゃんが僕の名前を呼んではしゃいだ声をあげる。一応仕事で来ているけど、ろふまおだと良い意味で仕事と言う感じはあまりしない。みんな自然体だし面白く動いているわけでは無く、収録はただの日常の一部だ。特にAちゃんはいつも楽しそう。
しばらく夜空を見上げていたAちゃんが、ふと僕を振り返った。
『…晴くんはさ、ろふまおに私がいてやりづらい事とかってない？』
「何でそんなこと聞くの」
『んー…、何だろ。今回の慰安旅行もすっごい楽しいのに、私がいなかったら男4人でできることもあったりするのかなぁとか思っちゃって…』
Aちゃんは一瞬僕の方を見て小さく笑うと、また夜空に視線を戻した。僕はそんなこと考えたことも無かった。そのくらい僕にとって、他の3人にとってもろふまおにAちゃんがいることが当たり前だったから。
「ないよ、そんなこと」
僕がはっきりとそう言うと、Aちゃんは驚いたようにこちらを見て「ほんと？」と嬉しそうに笑った。いくらAちゃんだからって、そこに不安を感じないわけないか。
「スタッフは容赦ないし、収録もハードだけど、ろふまおの居心地って良いんだよね」
『うん』
「でもそれ、Aちゃんのおかげも大きいから」
「ありがと」とだけ言ったAちゃんは、僕には少し泣きそうに見えた。Aちゃんが言うように、男4人だからこそできたこともあったかもしれない。でもやっぱり、そこにAちゃんもいてほしい。
僕もこんなことを言うつもりは無くて、遅れて恥ずかしさが襲う。
でもこれは紛れもない僕の本心だった。
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韑舵サス - 初コメント失礼します〜！！いつも楽しく見てます！！リクエストなのですが、もしﾀﾞﾙﾏisごっとさんとの絡みが見たいです！ (3月29日 22時) (
レス) id: 05a2235402 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます！辛かったけど無事終わって良かったです…。すごい、先輩だ…！！ありがとうございます、ゆったり過ごします(笑) (2月14日 22時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 初コメですー！いつも更新楽しみにしてます♡試験お疲れ様でした！私にとっては数年前のことですがあの時期大変だったな〜という記憶が蘇りました..笑 しばらくはゆったりとしたお時間を過ごしてくださいね！応援してます〜！ (2月12日 17時) (レス) id: e02152a520 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 伊織さん» コメントありがとうございます！受験生本当に辛いこともあると思いますが、もうめちゃくちゃに応援しております！伊織さんに幸あれ〜〜☆彡 (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - YamiyoYukariさん» コメントありがとうございます！もう本当に嬉しいです、ありがとうございます…！更新の方も頑張るのでこれからもよろしくお願いします…！ (2月12日 15時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2023年8月12日 11時
