4、手を繋ぐこと ページ5
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『けんもちー！学校行こー！！』
「はいはい、朝からうるさいって」
朝、学校へ行く支度をしていると外から元気すぎる声。
窓から下を見ると、笑顔でぶんぶん手を振るAの姿が。
高校こそ違うものの、Aと僕の高校は方向が一緒である。
『そういえば、2人で行くの久しぶりだね』
「あー…確かにそう」
昨日、よく分からない賭け(？)に僕は勝った。
今の関係が何なのかはよく分からないけど。
だから、何を話せばいいか急に分からなくなった。
…コイツと登校するとか本当に久しぶりだし。
横に並んで歩きながら流れた沈黙を、先に破ったのはAだった。
『……昨日言ったこと、マジでいいんだよね？』
「…まぁ」
『じゃあ、手繋いでいい？』
「はぁ！？」
『手伝うって言ったじゃん君』
突拍子もない一言。
でも、手伝うってそういうことなのか？
コイツはさぞかしそんなことに慣れているんだろうと思うと、さぞかし腹が立つ。
「何で…そもそも手を繋ぐことぐらいはできてたんじゃないんですか」
『じゃあキスでもしてみる？』
「おまっ！！……分かった分かった！繋げばいいんだろ繋げば！」
僕が女馴れしてないからって、バカにしやがって。
Aが僕のペースに合わせて段階を踏んでるみたいでムカついた。
ムカついた勢いで、そのままAの手を握ってやる。
手くらいなんだよ。
子供の頃は何てことなかったし、僕にだってできる。
『相変わらずのテーピングだね〜。ってか、恋人はこうやって繋ぐんだよ？』
「…っ！」
余裕の笑みでコイツは指を絡ませてきやがった。
『はは、照れてる？剣持はぴゅあだ〜』
「照れてねぇから！」
お前にとっては練習でも、僕にとっては本命なんだよ。
このクソ鈍感能天気女が。
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mil(プロフ) - あぁ、最高だ。。。 (7月4日 15時) (
レス) @page36 id: 5c38ee4561 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - リンさん» 私も周りが結構多いんで、それでちょっと思いついた作品でもあります…！マジで衝動書きみたいなモンなんですけど、そう言っていただけると嬉しいです！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - ころろさん» コメントありがとうございます！おお‥何かコンプリートしてしまった(笑)嬉しいです！期待に応えられるように頑張ります！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - エイの干物さん» コメントありがとうございます！新作出すのお待たせしてすみませんでしたぁ！！嬉しすぎるお言葉…！頑張ります！エイの干物さんも体調に気を付けてくださいね！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - わたしがいま蛙化現象真っ最中なのでめっちゃ嬉しいです (2022年12月3日 10時) (レス) @page5 id: 0f87eba771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2022年12月2日 23時
