【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

◇私が選んだ人なんだから ページ46

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『明那〜！明那！明那さん？あっきーな！！』



「はっ！ごっ、ごめん何？」



『ははっ、そんなに堅くならなくても大丈夫だって』



「いや、無理やってぇ…」








やっと私が呼んだのに気付いて、ビクッと肩を揺らす明那。
折角のスーツ姿はめちゃくちゃカッコいいのに、本人は緊張しているみたい。
…まぁ、緊張するのも無理ないかぁ。


社会人、と呼ばれる立場になって2年弱。
そんな私が明那からプロポーズを受けたのはつい先日のこと。


「俺と結婚してください。俺がAちゃんのこと、幸せにする」
明那が一生懸命伝えてくれたその言葉が嬉しくて、泣きながらOKした。


だから今日は、2人で私の実家へ結婚の挨拶に来たという訳だ。








『お父さん、全然来れなくてごめんね』








まずはお父さんのお墓参り。
お花を添えると、明那と一緒に手を合わせた。


お父さん、私今すっごく幸せだよ。
明那はお父さんみたいに優しくて、私が元気なかったらすぐに気付いてくれる。
だから、これからも安心して見守っててください。








「…どうしよ、頼りなさそうな奴だなとか思われとったら…」



『そんなこと思う訳ないでしょ。私が選んだ人なんだから』



「Aちゃん…」









まだ不安そうな明那にそう言って、少し笑いかける。
私は明那のいいところ、いっぱい知ってるんだから。








『…私のこと、幸せにしてくれるんでしょ？大丈夫、明那はカッコいいよ』








今、明那といられることがもう幸せって思えるんだけどね。
明那のネクタイを少し直しながらそう言うと、明那も少し安心したように笑った。








「…じゃあ、行こか」



『うん！』








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新作どうしましょう。
ふわっちか剣持で迷っておりまする…
とりあえずテスト頑張りやす






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