【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

◆ハグが好き ページ5

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「…！Aちゃん、どうしたん？」



『んー…？明那見てたらぎゅーしたくなった』










何ですかこの生物。
俺の彼女可愛すぎワロタ。


何となくスマホをいじっていると、後ろからAちゃんに抱きしめられる。
Aちゃんは相当なハグ好き。まぁそれは俺もやけど。
キスよりもハグが好きらしい。









『何か今日ツイてないから、明那ぎゅーして』



「そうなん？何かあった？ほらギュー」



『大学でめっちゃ当てられた…、しかもその当てた先生に踏まれて私の好きなシャーペン壊された…、弁償してもらえることにはなったけど…、あれ限定色のなのに…』



「それは…災難やったな」









俺の肩に頭をぐりぐりしながら、Aちゃんはそう話す。
…ほんと可愛いすぎ。









『ふふ…あきなの匂い。安心するっていうか、何か元気出る』



「こんなので元気出る？出るなら俺も嬉しいけど、むしろ俺も元気出るわ」



『出るよー、嫌な事あったけど明那のおかげでプラマイプラスかな』



「そっか、Aちゃんが元気になって良かった」










こういうの、慣れてる訳やないけど。
Aちゃんが喜んでくれるんなら、何でもするよ俺。マジで。











『あきな〜？』



「ん〜？なにAちゃん」



『すき』











静かにぎゅっと抱きしめていれば、Aちゃんが不意打ちでそんなこと言ってくる。











「Aちゃん、最近、好きってすごい言ってくれるやん」



『日に日に明那のことがどんどん好きになるからかな』



「……ふーん」



『照れたでしょ、でも明那のせいだから』










何なん、俺のせいって。
好きって言ってくれるの増えたのは嬉しいけど、フツーに心臓に悪いのデスガ…


Aちゃんはたまにあざとい。











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◇自己肯定感が低い→←◇いまだに初心すぎ

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