【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

◆プリクラというもの ページ18

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【撮影ブースに移動してね☆】










何が何だか分かっていない俺に対し、慣れているAちゃんはスムーズに画面をタップする。
女の子ってすごいんやな…などと考えていれば、画面からそんな声がかかった。










『明那、緊張してるの？こーゆーのはノリだから大丈夫だって』



「ｽｰｰｰｯ!!ノリね、うん、ノリ…」










今日は休みで、Aちゃんと買い物に近くのショッピングモールに来た。
ゲーセンの近くを通りかかったAちゃんがプリクラ撮ろ！と言って現在に至る。


Aちゃんはこの独特の雰囲気に慣れているのだろうが、俺はそうもいかない。
彼女とでなければ、男だけで撮ろうとはならないから。
全然嫌とかじゃないけど、普通に緊張はする。









『入っちゃって今更だけど大丈夫？』



「俺ならノリでいけるから、大丈夫」








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プリクラ、意外と難しかった。
カップルならばもっと密着して撮ったりするんだろうけど、俺にはハードルが高かった。
申し訳ないなぁ…と思って隣を見れば、そこにはめちゃくちゃ嬉しそうなAちゃんがいた。









『そういえば明那と撮ったことなかったから嬉しい！はい、これ明那の分！』









そんなに喜んでくれるん？
Aちゃんから差し出されたシールを受け取る。










「は？めっちゃ可愛いやん…」










思わず本心が漏れたが、プリクラのシールに夢中になっているAちゃんの耳には届いていない。
いや、もちろん無加工も可愛いけどな？！
何だこれ、これ何って言うんやっけ？盛れてるってやつ？










「これ俺ぇ！？！？！？」










可愛すぎるAちゃんに気を取られていたが、隣の加工済みの俺を見て普通に驚いた。
最近のプリクラってえげつないな。


いやでもAちゃんが可愛いからもうどうでもいいわ。










『これ不破くんとかどうなるんだろ』



「あの顔面に加工したらすごいことなるやろな」



『今度2人で撮ってきてよ！笑』



「男2人で撮れるもんちゃうやろ！笑」










俺の加工済み顔面はヤバいけど、
初めての事過ぎて緊張したけど、


Aちゃんとの写真がまた増えて嬉しい。









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◇ナンパはちょっと嬉しい→←◇やってしまった

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