東卍の姫が悪女らしいので何とかしたい。【東京リベンジャーズ】

39、正義の告発 ページ39

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『エルさんはそうやって莉々さんも星くんも千冬もお兄ちゃんも、私も陥れた』









マイキーくんに話したい事がある。


もう部外者となった私がそんな理由で東卍の人を集めるなどできるだろうか。


不安はあったが、マイキーくん達は来てくれた。


やると決めたからには、行動に早くうつした方がいい。


緊張で心臓は壊れてしまいそうだったが、平然を装って皆の前でそう言い放つ。









「証拠はあるの？」



『あるに決まってるでしょ』









逆に証拠もナシにこんなこと言うとでも思った？


もうエルさんに上辺でも笑うことはできなくなり、冷たい視線を向ける。









『エルさんの生徒手帳と莉々さんと話している写真です』









証拠はずっと集めていた。


男の人の名前の隣に×がうってある生徒手帳。


星くんの名前の隣にには何も書かれていないけれど。


もう1枚は私がエルさんと会ったばかりの時に、咄嗟に撮った莉々さんと話しているエルさんの写真。


莉々さんの表情からも、ただのお喋りのようにはとても見えない。


マイキーくん達全員に見えるように写真を渡す。









「こんなの？これが私のモノって証拠なんてないし、この子…莉々ちゃんだっけ？と話してるからって私が悪いわけじゃないよね？」










少しは怯んでくれるかと思ったのに、エルさんは平然とそう返す。


確かにこれじゃ証拠としては不十分かもね。


エルさんが動揺しないのは想定外だが、こんなのでやられる私じゃない。


正義の告発。


今日、絶対に信じてもらわなくてはいけないのだ。










『まさか。これだけなわけないじゃないですか』











私がそう言うと、私の話を聞いていた東卍のメンバーの一人が私に近付いてくる。


やっぱり私の勘はよく当たる。


そんなに簡単に裏切る人だなんて思ってなかった。


エルさんに丸め込まれるほど馬鹿じゃないし、状況を見て考えられる冷静な人だって。










「ほらよ、Aちゃん」



『ありがとうございます、三ツ谷くん』











三ツ谷くんはそういう人だ。


















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私の推しにはカッコいい立場でいてほしくって…

まだ明かされてない、皆さんが不思議に思っているであろうこともちゃんと解決されます☆

もうすぐ完結かな！

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