32、信じる道を ページ32
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「惨めだね」
『…そう、ですね』
諦めない。
そうは思ったけれど、やっぱり三ツ谷くんに裏切られたというショックは大きい。
正直、エルさんの言葉に反論する気力は残っていなかった。
「はは、Aちゃんがそんな弱気とか珍しいね。いい気味〜」
それでも、やっぱりこうやって話すと沸々と怒りが沸いてくる。
こういう時、やっぱりお兄ちゃんと千冬がいてくれてよかったって思う。
「あと、言っとくけど。隆、自分から私のところに来たから。」
『…え』
「私が何かしたわけじゃないの。自分から裏切りに来たの。信じてもらう代わりに、集会で私の味方をしてくれるって。そしたら、弐番隊の皆が味方になってくれた。」
『そう…だったんですか』
エルさんは、さらに衝撃の事実を口にする。
じゃあもう、最初から信じてなかったのかな。
三ツ谷くんに味方になってもらうなんて間違ってた?
もうあの時点で、エルさんに堕ちていたのかな。
優しくて、自分をちゃんと持ってる人っていう印象だったのにな。
それでも、私は三ツ谷くんに対してある希望を捨てきれない。
まだ信じたいって思っている自分がいた。
どちらにせよ、怒りもショックも力に変えないといけない。
『じゃあ、私はこれで』
どこまで人を信じていいんだろうか。
可愛いって優しく笑って褒めてくれた三ツ谷くんの顔が、頭から離れない。
あの私を見下ろす冷たい目も、脳裏に焼き付いて離れない。
…まだ正直分からないし、確信もない。
1つだけ決めた。私は自分が信じる道を行くって。
「あれで、Aちゃんもほぼ終わりだよね。
あ、そうだ!
マイキーに_____してもらお。」
エルさんが私が去った後、ほくそ笑んでいたことを私はまだ知らない。
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ミャウン⭐️ - 美人羨ま〜 (2022年4月4日 12時) (レス) @page18 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 作者の好きが集結した作者好みの夢主ちゃんです!まさに!笑 コメントありがとうございます!! (2021年11月23日 12時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
橋に生息する桃 - 夢主ちゃんカッケーっすね。もうカッケーとしか言えんです。 (2021年11月23日 12時) (レス) @page36 id: aad490b727 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 一匹の虎さん» コメントありがとうございます!悪女をこてんぱんにできる作戦があるなら、ぜひとも遭遇してみたいものですね!笑 (2021年11月13日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - カルナさん» 本当に申し訳ないんですけど、作者はアニメ勢な上作品の結末はある程度考えてあるので難しいです…。本当にごめんなさい!またいつか天竺メインのも書いてみたいです!笑コメントありがとうございました! (2021年11月13日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2021年9月23日 12時