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34話 ページ38

しのぶ「しのぶでいいですよ。そんなに堅苦しくならないで下さい」

しのぶ様は微笑んでそう仰った



「あ、ありがとうございます!」

本当に綺麗な人…
女子の私でも見とれてしまう、、






しのぶ「この辺りみたいですね」

異様な霧がかかっていた
辺りが見にくいわ



「奇妙なところですね」



しのぶ「範囲も広いようですし、二手に別れましょう。私は西へ行きます、Aさんは東へ」

私は民家へ
しのぶ様は山の中へ



「はいっ!」

他の村から離れるようだ
ここから人に会うには随分と山を下らないといけない。

この村の人達、
人との交流を避けていたのかしら?
それにしては莫大な規模の村ね
人の気配も全く感じられない
建物は住んでいた後はあるものの誰もいない
それに台所の道具が最近まで使われていた形跡はある
出ていかれのはほんの、ひと月も経っていない





ハッ!



草が踏まれた形跡、住民たちは山を下ったんではない
森の方向に向かったようだ

急いで行かなければ
ここの住人の大半が鬼となっていれば、、
弱い鬼でも面倒なことにっ!



_________________

微かに足音がする!
だんだん近ずいてくる
霧で良く見えないけれど、、

シュン!!

鎌が飛んできた
危機一髪、刀で防げた
殺気を感じるわら
それに一人ではない
八はいるわね、、



鬼1「避けられてるじゃねぇかァ」



鬼2「仕方がねぇだろ!手が滑ったんだ」



鬼3「おいっ言い合いをする前に今度の獲物の格好を見ろ!奴らと同じ格好だ」



鬼4「手強いって訳ですね」



「随分と賑やかですね、私と同じ格好ということは他にも居たのですか?」



鬼5「嗚呼、手練の連中だった、仲間も何人か殺されたよ」

私を攻撃せずに質問に応えてくれる
この鬼達は自我があるようね



「そうですか。つかぬ事をお聞きしますがその者達は貴方がたに喰われましまか?」



鬼6「あいつらならまだ生きてるぞ、まぁ逃げだすことなんてできやしないと思うけど…」



「それは何故?」



鬼7「そりゃー巫女様の血鬼術にかかってるからべ」



鬼8「コラッ余計なこと言うな」



「随分と仲がよろしいことで、貴方達が人であればきっと仲良くなれたはず、、ですね」


きっとこの方達も人であれば真っ当な人生を遅れたはず、、
鬼舞辻無惨さえ居なければ私も刀を握ることがなかったと思う
鬼に愛するものを殺された者も居なかったはず……

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天霧(プロフ) - 一体どぅなっちゃうの?気になる!!更新頑張ってください応援してます! (2021年9月28日 16時) (レス) @page43 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - やばい、まじで泣いてしまったこんな神作品作れる椿 さん最高です。 (2020年9月11日 17時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - イメ画かわいいですね…!夢主ちゃんの気持ちを考えると切なくて泣きそうになってしまった… (2020年9月11日 17時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
tsukkii - あぁぁぁぁあ夢主ちゃん可愛いぃぃ!こんな風に可愛くなりたい…(切実) (2020年6月21日 15時) (レス) id: 07dd23a091 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 不死川さんLove!ありがとうございます、頑張ります! (2020年6月7日 22時) (レス) id: 513fab52bf (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年4月6日 23時

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