何気ない、あなたと【反応集】【APH】

＊[連合続き＋α] ページ4

ロシア
「う...」
たっ、たおれてるーっ！雪がちらつく道端に、かれはうつぶせになって倒れていました。急いで抱きかかえ、近くの教会に入れてもらいました。
「ん、あったかいねえ」
暖炉の傍、あなたの腕の中でかれはあなたを見上げてやんわり微笑みます。真っ青だったくちびるもほんのり赤く色づいて、震えもおさまってきました。
「ずっとこうしていたいなあ」
あなたの袖をきゅっと掴んで、再び目を閉じます。今だけは、寂しいかれのペチカになってあげて。

中国
「あいやあ、おなかへってるあるか？」
知らない場所で、しかも竹林でちぢこまっていると鈴が転がったような声が降ってきました。顔を上げると、そこには竹かごをしょったちいさな男の子が。
「わたしんちすぐちかくにあるよ、ついてくるね」
ちいさな背中の後をついていくと、人気のない小屋に到着。椅子に座って待っていると、皿にちょこんと飲茶をふたつ載せてやってきました。
「おなかへったらやむちゃある、たーんとたべるよろし！」
ちいさなふたつの飲茶にぬくもりを詰めて。おなかいっぱいいただきましょう。

スイス
「どうしたのだ、けがをしているのか...？」
空から落ちて木に足をひっかけてしまったあなた。痛みに悶えてうずくまっていると、武器を携えた男の子が心配そうにこちらを覗き込んできました。
「まて、てあてしてやる。まずは血をとめねば」
鞄の中からガーゼや包帯を取り出して、手際よく手当てしてくれます。きゅっと包帯を結んで、立ち上がりました。
「ちかくに教会がある、しょくじを分けてもらいにいこう」
さあ立つのだ、手を差し伸べてくれます。ちいさなその手はぬくもりにあふれていました。


幼少期中国さんは探しても謎だったので、かなり捏造しています。失礼します。

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