小児科のじゃにーずさん２

嫌いなやつ ページ44

風間side







安田「風間くーん、時間や！」









ぱっと時計を見ると吸引しなきゃいけない時間









「もうこんな時間か。(名前)は？寝てそう？」









安田「多分起きてますね。笑」









「はぁ〜気が重い」









吸引道具を持って(名前)の部屋に入る









安田「(名前)？また痰出てきてもうたな〜。苦しいなぁ、楽になるから吸引頑張ろうな〜」









って宥めてる間に着々と準備を進める









(名前)「.......いやだっ.....げほっげほっ.........っ...」









「嫌だね〜すぐ終わりにするからね」









酸素マスクを外して安田くんに手と体の固定をしてもらう









俺は軽くおでこを抑えながらカテーテルを口に近づける









(名前)「んっん......いやっ.......げほっ.....しょーちゃん.....げほっげほっ」









安田「ここおるよ〜」









「お口あーんってするよ〜」









開けるわけないか.......









咳をしたタイミングで口に手を入れて完全に閉ざさないようにしてからカテーテルを入れた









(名前)「けほっけほっ、けほっけほっ.......っ...けほっけほっ」









「ごめんね、少し苦しいよ〜」









ただでさえ呼吸で精一杯の(名前)を追い込んでる気がしてこの処置は好きじゃない









目の前で咳き込んでるのを見ると可哀想で手が止まりそうになる









「もう一回だけ頑張るよ〜」









安田「苦しいなぁ、頑張れてるよ〜！」









(名前)は涙を流して抵抗する力さえ残ってないのか目を閉じてる









.......................胸が痛む

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