【銀魂】桜の亡霊 (ページ2)

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一ページ2

？「おい、女。」

背後から警戒の混じった声が聞こえた。
私はその方をゆっくりと振り向く。

『…はい？』

ガチャン

振り向くと同時にそんな音が聞こえた。
そこには栗毛の男と瞳孔の開いた怖そうな男。
って、

『え゛…』

なんで手錠……。

？2「廃刀令だ。所までご同行願おうか。」

冷や汗が流れる。
い、いやいやいやいや、ちょっと待ってください。
こうなったらしょうがない。
最終手段で。

『あの、これで許してください。』

私は、周りに自分の魂を浮かせて見せた。
ちなみに、これは出し入れ自在です。

？2「」←

？「こりゃすげぇ、これ例のあれじゃねぇですかぃ。」

？2「は、はァ？！どういうこと！！？に、にせも…」

『本物ですよ？
　廃刀令は生きた人間が定めた法でしょう？
　だったら死んでいる私にはそれは効きませんよね？？』

そうだよね？
だって死んでいる人に刀を持たせるななんて
法律ないもの。

？2「いや。いやいやいやいやァァァ!!!??
　おまっ…えぇぇぇぇぇぇ！！？」

『…そ、そんなに驚かなくても。』

軽く傷つくから。
指さして驚かないでよ。

それに見かねた栗毛の男が、

？「土方さーん、とりあえずコイツを屯所に連れて帰りましょう。」

土方「あ、ああ。そ、そそそ、そう、だな。」

『えぇっ？！』

こうして、私は警察に捕まった。

何も悪いことしていないのに!!!