高専三年生さんは、狂っている。

・事情 ページ10

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ご褒美を奢って帰ってきた狗巻くんとと乙骨くん、そして私。






私は急に任務ができてしまい、後輩たちに見送られて任務へ向かった。











◇◆◇







　
廊下で狗巻の花の水やりを見てる乙骨にパンダは話しかけた。







「棘の呪言はなァ、生まれた時から使えちゃったから昔はそれなりに苦労したみたいだ。

　境遇としては憂太にかなり近い。だから入学当初からオマエを気にかけてたみたいだな。」









乙骨は、何かに気づいたようにハッとした顔になる。








「誤解されやすいけど良いやつなんだ、これからもよろしく頼む」








「うん、！僕こそ」







と何かを言い終わらぬ内に真希に殴られる。





其のやり取りを見て何か勘違いをしてるパンダがニヤニヤと笑っている。









「パンダ何笑ってんだ、殺すぞ！！」






それを嫌に思ったのか真希が怒鳴るがそんな真希に乙骨はある質問をする。
　





「真希さん、ちょっと」






「あ？」










「刀に呪いをこめるの、もう少しスムーズにやりたいんだけど何かコツとか＿＿＿＿＿」






「知らねぇ、呪力のことは私に聞くな。Aさんに聞け」











何か地雷を踏んでしまったのか言い終わらぬ前に拒否される。











「あの、僕真希さんになにかしましたか...？」







自分が可笑しな事を言ったかよく分からない乙骨はパンダに問う。









「まあ、真希にも色々あるからな、そのうち分かるさ。」

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