快楽へと導かれる zm ページ38
ニコニコとした人当たりの良さそうな男性は、私と同じくらいの位置で屈んで��これからよろしゅうな��と言った。
彼の名前はゾムさんと言って、義兄に当たる。訳あって暫く私の家庭で過ごすらしい。
妹はすぐにゾムさんに懐いたが、私は正直その人当たりが過ぎるところに不安を抱いていた。
貼り付けたようなその笑顔の奥底が、全くもって分からないところとか。
よろしくお願いします、と小さく返せばゾムさんは目を細めて微笑んだ。
小学生の妹はゾムさんを引っ張って流行りのゲームに誘っている。私はその隙を見て、部屋に戻った。
「Aちゃん、おる？」
勉強に浸っていればゾムさんの声が聞こえた。あんまり関わりたくないのが本望だが、私は渋々扉を開けた。
「勉強してるところ、悪いなぁ。君らの両親、ちょっと家開けるらしいから俺とAちゃん、あと妹ちゃんの3人で暫く過ごす事になるで」
「え…嘘…」
「ゾムお兄ちゃんゲームすっごく上手だよ！お姉ちゃんもやろ！」
言葉を紡ぐ前に、いつのまにか来ていた妹が私とゾムさんの手を引っ張り、リビングへと引き戻される。
勉強を理由に断ろうとしたが、ゾムさんの��リラックスしんとあかんで��と言う一声で私もゲームに参加することになった。
疲れ果てた妹が寝ているのを確認して、私はゲームを片付ける。ゾムさんも手伝おうとしたが、キッパリと断って自分一人で元あった場所に戻した。
「なぁ、Aちゃん」
「なんですか」
「もしかして俺のこと、嫌っとる？」
「そんな訳ないですよ。人見知りなので…」
「ふーん…」
��おやすみなさい��と言う前に腕を引っ張られ、あっという間にゾムさんに抱きしめられた。
「な、やめてください…！ちょっと＿」
「煩いわ。妹ちゃん、起きちゃうで？」
嘲笑う感じに言ったゾムさんは、そのまま力を強くする。息が首筋に吹きかかる。
「なぁ、絶好のチャンスやで？君の両親がいないうちに、イケナイ事いっぱい出来るで」
「やだっ…」
首筋を噛まれ、情けない声が出る。妹が側で寝ているため、口を両手で抑えるがいとも簡単に両手を外される。
そのままドサリとソファに押し倒され、ゾムさんの笑った顔と対峙した。手もガッシリと掴まれ恋人繋ぎになる。
「かーわい。そんな顔真っ赤にして、初めてなん？」
「やめて…ゾムしゃ…！」
呂律がうまく回らない。こんなの自分じゃない…！
「安心せぇや。優しくするで」
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できるニート(プロフ) - 真由さん» ホントですか！そのコメントだけでも励みになります！更新頑張ります (2020年12月25日 12時) (
レス) id: ffbcb8a332 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - 初コメ失礼します...！最新話が鬼っほど大好きです...解釈一致が凄いです...ありがとうございます...！！！ (2020年12月25日 11時) (レス) id: 045f50c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：できるニート | 作成日時：2019年9月1日 14時
