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side You







赤「どうなん、最近」









濱ちゃんの、自衛隊カレーを食べ終わって






ほんまに久しぶりに


ていうか、ほぼ初めて、2人きりのまったりした時間を過ごす。








男子と女子で、部屋もちゃうかったし


時間を合わせなければ、2人きりになることは無かったから。









『ぼちぼちやね。
皆んなよりは、のんびりしとる。にいちゃんは?随分、大人っぽくなって。』









ここを卒業した、3年前なんて


スーツに着られてたくらいなのに。









赤「もう社会人2年目になるねん。(笑) 大人っぽいんやなくて、大人なんやわ。」


『そういうとこ、大人やないわ。』


赤「んやねん、これでも、優秀や言われてんねんで?」









にいちゃんは、理学療法士になるための専門学校に入って、病院に就職。







昔、ちょっと悪かった足を


ちゃんと治してくれた、理学療法士さんに、憧れたんやって。









なんで足悪かったんかは、覚えてへんし、教えてもくれない。








赤「この爽やかな、ニコニコ天使ちゃんにリハビリしてもらったら、嬉しいやろね〜」


『絶対、嫌やわ。』








ひどいっ、なんて言うにいちゃんを無視して


2つ並んだベッドに潜り込む。








にいちゃんも、何故か同じベッドに入ってきた。








『ちょ、近い』


赤「えぇ、いいやん。」







彼の辞書には、"距離感"って言葉がないのか。


あたしも、一応、年頃の女の子やで?








『ベッド、あんねんから。あっち行ってや』


赤「むぅ、素直なAちゃんはどこ行ったん…」







にいちゃんらしくない、にいちゃんが、ちょっと可笑しくて。





かわいいな〜なんて思ったり。








赤「なにわろてんねん」


『えっ、』


赤「全部顔に出てんで(笑)」









隣に、にいちゃんがいるって思ったら

いつもより安心する気がした。









***

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作者名:ゆりりんご | 作成日時:2019年8月15日 9時

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