Fortunately(赤) (ページ28)

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side You

『ぉはよ、、』

赤「おはよ。学校、大丈夫？」

『うん、』

気まずい朝。

にいちゃんの心遣いを感じて、余計、申し訳なく思ってしまう。

『今日、ちょっと遅くなる。』

赤「…大丈夫なん、？」

『のん、一緒。』

そっか。と呟いたにいちゃんは

今まで見たことない、悲しげな目をしていた。

赤「気をつけて、な？」

『うん。にいちゃんも。』

余計な心配はかけない。

いつもの、A でおるんや。

桃「Aっ、！」

『…のんっ』

その決意は

放課後、のんに会った瞬間、どこかに消えていった。

桃「えっ、A、泣かんといて。落ち着いて、大丈夫。」

あの日と同じように

ふわっと、安心する匂いが、わたしを包む。

のんなら、こんな過去を持ったわたしも

受け止めてくれる。

何故か、そう確信した。

桃「っ、辛かったな、、？

大丈夫。俺が、Aを、守るから。」

ほら、大丈夫だ。

色んな人が、わたしたちを見ていた。

だけどのんは

そんなこと気にしないで、わたしを守ってくれると誓った。

のんと一緒に

幸せに、なりたい。

桃「泊まるか、？荷物、持ってきぃや。」

にいちゃんには、後で言えばいいか。

"今日は、泊まる"

そう、連絡を入れてから、荷物をとりに家に帰った。

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