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side 橙
緑「…やぁ、の」
橙「ん？なしたん？」
緑「あっく、、ばぃばぃ、ぁかん、の、、」
"ばいばい、あかんの"
そう言って、俺の手を、ぎゅっと握るともくん。
「ばいばいって言うて、お母さん、戻ってこなかったんです。」
昨日、職員の人が言っていたのを思い出した。
ともくんにとって、"ばいばい"は、ずっと会えへんくなる恐怖。
そう思ったら、俺も、ぎゅっとともくんの手を握った。
橙「ともくん、ばいばい、やないよ？また、会おうな？」
緑「……やぁ、、のっ、」
涙目になりながら、必死に、訴える。
こんなちっちゃいのに、抱えとるものが重すぎる。
…なんで、こんな可愛い子を手放してしまったんやろうか。
橙「大丈夫。約束！ほらっ」
緑「……ん。」
小指を出すと、ゆっくり、その小さい指を絡めてくれた。
小さいけど、力強く。
橙「指切った！！」
お部屋いこって、立ち上がると、きゅるんっとした目で、見上げてきた。
橙「どしたー？」
緑「……ん。」
両手を、俺の方に広げる。
ふふっ、抱っこな。
橙「よいっしょっ、甘えんぼさんやな〜？」
緑「…ぇへっ」
楽しかった？って聞くと、こくって頷いてくれた。
ともくんがしてくれる、ひとつひとつの事が、ほんまに嬉しくて。
"ばいばい" やなくて、"またね"って、お部屋まで見送った。
守りたいって、思うと同時に
ともくんみたいに、こんな辛い思いせなあかん子が
少しでも、減ってくれたらなって
そう強く思った。
＊＊＊
ゆりりんごです( ¨̮ )
更新、長らく止めてしまって申し訳ないです。
今回は、作者の実体験を、元にお話を書いてみました。
だーいぶ、盛ってます。
でも、施設にいる子の多くは、虐待を経験してると聞きました。
このお話に出てくる、ともくんは
"ばいばい"って、見送ったお母さんが、帰ってこなかった。
つまり、ネグレクトをされていた
という設定です。
悲しい、辛い思いをしている子が、少しでも減っていって欲しい。
最近のニュースをみて、改めて思っています。
ちょっと、あとがきならぬものを書いてみました。
作者の意見多めですが…
あくまで、わたしの"意見"なので、そこは、把握よろしくお願いします。
これからも、ゆりりんごをよろしくお願いします！
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ゆりりんご(プロフ) - ここたさん» リクエストありがとうございます！希望に添えるよう、頑張って書かせていただきます！ (2020年1月3日 23時) (
レス) id: 61b96a9eea (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - たさん» そういっていただけて良かったです！更新頑張ります！！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 61b96a9eea (このIDを非表示/違反報告)
ここた(プロフ) - ついんさんのお話読みたいです、兄弟設定の2人とも車椅子設定とかお願い出来ますかね、、難しいリクエストでごめんなさい (2019年12月24日 19時) (レス) id: 2d44f9d81c (このIDを非表示/違反報告)
た - リクエストに応えていただきありがとうございました！こんな漠然としたリクエストだったのに、すごく自分好みの話だったので嬉しかったです！また更新楽しみにしてますね！ (2019年12月24日 17時) (レス) id: 28f6cf53b0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - たさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2019年12月23日 21時) (レス) id: 61b96a9eea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりんご | 作成日時：2019年7月11日 20時
