のぞむ ページ13
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side Junta
橙「おはよ、淳太くん。」
紫「はよー。」
黄「ん、おはよ。」
色々考えとって、そない寝れてへん目を擦って、リビングに行くと、
いつも居る照史に加え、今日はタカヒロも起きとった。
橙「今日やね」
黄「そうやなぁ」
今日は、オトンとオカンが、事故で亡くなった日。
７年間になるんか。
それで
のんちゃんにも、そろそろ事実を伝えよう。っていう、お兄ちゃん組の会議のために、朝リビングに集まったわけ。
紫「ムラカミさんにも、会いに行くやろ？」
黄「おん、そのつもり。」
ムラカミさんっていうのは、オトンとオカンの同僚の人。
毎年この日は
お墓参りに行って、２人が働いとった施設に行くのが決まり。
今年もそのつもりやから
ムラカミさんにも手伝ってもらいながら、のんちゃんに話すことになった。
橙「よしっ、変に暗くならんと、伝えような。」
黄「そやね。」
紫「よーし、ほなら起こし行ってくるな〜」
流星は、記憶がなかったから別として
トモも、大毅も、ギリギリ覚えとる。
やから、この事実を伝えるのは初めてなわけで、ほんまに怖いし、緊張する。
でも、俺らが兄弟であることに変わりはない。
橙「みんな、準備できたなー？」
赤「ちょっ、流星がまだ」
青「ごめん、大丈夫ー。」
バスに乗って、７人で２人が眠る、お墓に向かった。
ここに着くと、やっぱり皆んな、それぞれの過去を思い出すみたいで
いつものうるささは無くなって、しーんとしてしまう。
黄「よし、掃除はOKやな。1人1人挨拶して」
お墓を綺麗にして、順番に手を合わせる。
のんちゃんは、俺と一緒に。
紫「また、身長少し伸びたんやで」
橙「夏休み明けから、ちょっと学校行ってみようかな…って」
赤「トモも、俺も、元気にやってんで」
緑「もう大毅と喧嘩してへんよ？」
青「ちゃんと、リュウと向き合えてん。」
それぞれ２人に話しかけ終わって
俺と、のんちゃんの番。
"ちゃんと、のんちゃんに伝えられますように"
そう心で呟き、もう一度、両親に向き直った。
黄「これからも、見守っててな？」
桃「のんも、げんきやでっ！！」
のんちゃんもしっかり挨拶して
そう遠くない、施設まで、歩いていった。
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ゆりりんご(プロフ) - 唇loveさん» 嬉しいです！ありがとうございます(;_;) (2019年7月30日 21時) (
レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
唇love(プロフ) - 感動したよー 涙が出た (2019年7月30日 19時) (レス) id: 9e90199a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - ここたさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！そういっていただけて良かったです。これからもよろしくお願いします！ (2019年7月25日 17時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ここた(プロフ) - 更新お疲れ様でした！僕らの居場所もみていましたけど、みえる世界観が違うくて面白かったです！死んでもあなたとの更新も待ってます、最後まで更新していただきありがとうございました (2019年7月25日 10時) (レス) id: d070114c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりんご | 作成日時：2019年6月29日 7時
