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side Akito
真「あの……」
「なんや、今更仲直りか？」
「ふっ、こいつが悪いねん。」
なにか言いたそうな真鳥を気にすることなく
あの時みたいに、俺に群がってくるやつら。
橙「おまえら…ｯ」
「お？なしたん？」
橙「っ、」
真「照史ｯ」
肩をどつかれ
壁に追いやられ、やつらが俺を囲む。
ほれ見い。
また、そうやって見とるだけやん。
あの時の恐怖が
ふつふつと蘇ってくる。
橙「……ﾊｧﾊｧﾊｧｯ」
紫「お前ら、なにしてるん？」
「先輩っ、」
よかった、タカヒロが来てくれた
そう思った瞬間、膝から崩れ落ちた。
紫「そういうこと、する奴なんやな。」
「……っ、」
タカヒロのその一言には
怒りと軽蔑が込められとった。
帰れ、と奴らを追い返し
俺に駆け寄ってきた。
紫「…なんで来てん。」
橙「タカヒロが、頑張っとんの、見たくてな…(笑)」
紫「お前はもう…」
真「あっ、あの！」
ただ１人、帰ってへんかったらしい真鳥の声がした。
橙「真鳥っ？」
真「照史、ほんまにごめん。許されない事をしたのは、分かっとる。でも、ほんまに、ごめん……っ」
膝をついて、頭を下げる真鳥。
乾いたコンクリートに、ぽたぽたとしみが出来とった。
真「ごめん…許してくれるはずないよな……」
橙「真鳥……。」
そう言い残して
走っていってしまった真鳥。
俺の肩をポンポンっと叩きながら、タカヒロが口を開いた。
紫「真鳥くんなぁ、ずっと、俺に、照史に謝りたい、言うててん。もう、ずーっとやで。」
橙「そうなん…？」
紫「すぐやなくても、ちょっとずつでええんちゃう？」
帰ろ、腹減った。
と、歩き始めたタカヒロ。
橙「タカヒロ、準備は？」
紫「終わりました〜」
橙「なんやねん(笑)」
夕日で、明るくオレンジ色に染まった空。
俺の心も、すこーし、明るくなった気がした。
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ゆりりんご(プロフ) - じゅりさん» ありがとうございます！！後編もよろしくお願いします！ (2019年6月26日 21時) (
レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり - 移行おめでとうございます！続編も楽しみにしています！ (2019年6月26日 18時) (レス) id: 5ec21b4757 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - もこさん» 嬉しいコメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年6月19日 7時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 淳太くんの長男らしさとかっこよさがとても伝わってきます！！更新頑張ってください！楽しみにしています (2019年6月19日 6時) (レス) id: a384d12671 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - ジャス民さん» コメントありがとうございます。更新頑張ります！ (2019年6月17日 23時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりんご | 作成日時：2019年6月10日 18時
