わけあり兄弟物語

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side Akito






緑「おはよ〜あっくん」


橙「おはよ！」





６時半になると、みんなぞろぞろ起き出して

リビングに集合した。



俺は、ちょっと前から起きとって、ご飯の支度。






黄「大毅、ちょっとしんどいって」


紫「そか、ほなら先食べてよか。時間も時間やし」






みんな揃って、ご飯を食べ始めた時、大毅が降りてきた。





黄「大毅、大丈夫か？」


橙「ご飯食べれるー？」




大丈夫ー、と曖昧に返事をして

ソファに座り、こめかみを抑える大毅。





橙「大丈夫やないよな、」


黄「そやな…休ませるか」





俺は、学校行ってへんから

全然時間あるねん。



やから、大毅の分のご飯をお粥に作り直す。




黄「休むか？」


赤「…いい、大丈夫」





いくら淳太くんが休め言うても

大丈夫、しか言わんもんやから、ついに淳太くんも折れた。




ほんまにしんどかったら、すぐ先生に言うことを条件に。






橙「ほい、熱いからな」


赤「さんきゅ、」






大毅の所までお粥を持っていくと

少し微笑んだ。





なんとかなる痛みなんやろな

そう思って、また食卓に戻った。

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