俺に関わってくれた人へ。 (ページ44)

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side Akito

少し遅れてしまった勉強も取り戻して

サッカーもまた始めた。

先生にも、このままいけば、高校も大丈夫ですね。なんて言われて。

おかげで

そこそこの高校の推薦を貰うことが出来た。

ほんま、できた子やねん。

((ｶﾞﾁｬｯ

橙「ただいまーっ」

高校が決まって

一安心しとった時やったな。

こんなことが起こった。

すっかり大毅の体力も戻ってきたある日。

赤「ちょっ、オトンオトンオトン！」

緑「やばいねんっのんちゃんが！！」

玄関を開けた瞬間、大慌てで駆け寄ってくる２人。

そんなこと、ふつーないやん？

もうびっくりしてもうて。

橙「望がどしたんっ、？」

赤「ちょっ、こっち来て、シー、やで」

連れてこられたのは、望の部屋の前。

桃『えーそうなんや、さすがやなぁタカコちゃん』

どうやら、女の子と電話をする弟に

兄ちゃんたちは焦ったようで。

橙「タカ…タカコちゃん…？？」

赤「そやねんっ、あいつまだ１０歳やん！おかしいやん！！」

緑「俺もまだ彼女おらんのに…！」

もう、望が倒れたかと思ったやーん

なんて言うと、え、びっくりせーへんの？って(笑)

橙「あんなー、小学生やで？仲ええくらいやろ」

赤「そうかぁ？」

せやせや、てっしゅーうとリビングに戻ろうとした時。

桃「ふふっ、俺も好き、やで」

橙「…あっ」

トモは、はぁぁっなんて泣きそう顔して

大毅は、壁をドンドンしながら嘆いて。(笑)

その後、だいぶ望に怒られたなぁ

大毅の入院のおかげで

なんて言うたら不謹慎やけど、

ほんまに、家族の仲はぐんと良くなったと思う。

それは、今もずーっとやで。