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side Akito






赤「あっ、」


青「み…な……ありが…と…」




そこにいた皆んなが、涙を流した。


淳太くんも、看護師さんも、駆けつけた濱ちゃんも、俺も。



でも、大毅は、流星の手をしっかり握って

必死に涙を堪えとった。





青「だい…き……、」


赤「…ん?」


青「あき…ら……めんな…よ…」


赤「っ、おう。」





((ピーピーピーピーッ





再び、嫌な機械音が鳴り響いた。





黄「流星っ、!」



淳太くんも、また、流星に向き直って、胸に手を置いた時

誰かの手が、淳太くんの腕を掴んだ。





黄「濱ちゃんっ、?」


紫「…淳太、もう、流星の思い通りに、してやろうや…、ようやったよ、流星。」


黄「…そやな、」





ゆっくりと手を下ろす淳太くん。


そして、時計を確認して、口を開いた。





黄「8月17日、23時36分


お亡くなりになりました。」






看護師さんたちが、頭を下げ、病室を出ていった。


悔しそうに涙浮かべて、俯く淳太くんの背中を、濱ちゃんがさすっとった。





赤「…お前さぁ…いつも…ちょっと惜しいねん、あとちょっとで、誕生日、やったやん…ッ、」




その時初めて、大毅の目から大粒の涙が零れた。




でも、ちょっと前の大毅からは考えられへんような言葉で。









赤「俺…、ぜっったい、お前の分まで、生きてやるから…っ、((グスッ …ぜったい、ぜっったい、諦めへんからなあっ!」




大毅が、戦友にかけた言葉は

どれだけ、流星が大毅を強くしてくれたか物語っとった。







***

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ジャス民 - ありがとうございます。 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 051970e71c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - みよかさん» 完成したら公開します。もう少しお待ちください…! (2019年5月26日 0時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - ジャス民さん» 完成したら公開します。もうしばらくお待ちください…! (2019年5月26日 0時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
みよか(プロフ) - パスワード教えて欲しいです…。 (2019年5月26日 0時) (レス) id: 1195a536f1 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民 - パスワード教えてください。お願いします。 (2019年5月26日 0時) (レス) id: 051970e71c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりりんご | 作成日時:2019年5月3日 22時

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