>>22 ページ22
.
side Akito
和也くんが検査に行ってもうたし、トモも丈くんも宿題あるから、2人とも帰って行った。
橙「売店行くけど、なんか欲しいもんあるか?」
赤「マンガ!!」
青「俺も欲しい。(笑)」
橙「分かった分かった、買ってくるなー。」
ちょっと待っててな、と2人を残して売店に向かった。
なにがええんかなー、とマンガを見とったら、見たことある人が。
橙「濱ちゃん、さん?」
紫「ふはっ、濱ちゃんでええよ〜」
橙「じゃ、濱ちゃん。お昼ですか?」
紫「おん、食べ逃してなぁ」
((prrrrrrrrr…
大変ですねー、なんて立ち話しとったら、俺のポケットから振動が。
画面を見ると、"大毅"の文字。
橙「どしt…」
赤『りゅ、流星がっっ、!』
橙「流星が??落ち着け、どうしたん?」
赤『心臓痛いて、ハァハァ…運ばれてもうた、』
濱ちゃんと目を合わせると、すぐに走り出した。
俺も慌ててあとをついて行く。
橙「大毅、大丈夫やから。すぐ行くな」
赤『…グスッグスッ、怖いよ、』
電話越しに落ち着かせながら、病室のドアを開けた。
流星のベッドはもぬけの殻で、大毅は体育座りして、顔を埋めていた。
橙「大毅っ」
赤「オトン…!!流星がっ、流星がああっ!!」
紫「大毅、落ち着いて、深呼吸」
話を聞くと、トイレに行こうと立ち上がった流星が、急に心臓を痛がって倒れ、大毅があわててナースコールを押したらしい。
呼吸も辛そうで、看護師さんや淳太くんの会話が、怖かったって。
橙「大毅、ナースコール押したん、えらかったな。」
赤「流星死んでもうたら、おらんくなったら…どうしよう」
戦友を亡くすことは、この時の大毅にとって何よりも怖いことやったと思う。
戦友が、目の前で、今にも死んでしまいそうになっとったら、と思うと、ほんまに心が痛い。
紫「流星なー、前もこんな事あったんやで。なのに、あんな元気になってんから。あいつは強いで。」
赤「…うん、」
そうとうショックやったんやろな、
布団を被ったままなかなか出てこうへんかった。
橙「大毅、オトン、帰るな」
赤「…。」
面会時間も終わりやったから、後ろ髪ひかれる思いで、その日は病院をあとにした。
***
評価よろしくお願いします!!
111人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジャス民 - ありがとうございます。 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 051970e71c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - みよかさん» 完成したら公開します。もう少しお待ちください…! (2019年5月26日 0時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - ジャス民さん» 完成したら公開します。もうしばらくお待ちください…! (2019年5月26日 0時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
みよか(プロフ) - パスワード教えて欲しいです…。 (2019年5月26日 0時) (レス) id: 1195a536f1 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民 - パスワード教えてください。お願いします。 (2019年5月26日 0時) (レス) id: 051970e71c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆりりんご | 作成日時:2019年5月3日 22時