俺に関わってくれた人へ。

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side Akito





２年後の、正月。


大毅は１８歳、トモは１６歳、望は１１歳。






赤「…あっ、年明けてもうた。おめでと」


緑「あけおめ」


桃「あけおめー。のん、年越し空中でしたで！」


赤「うわ、それやりたかったぁ」






大毅は、受験を間近に控えた


正真正銘の受験生。






年越しは、過去問とともに。(笑)







橙「ほな、初詣行くか。」







年が明けてすぐ、４人で初詣に行った。







橙「(今年も、みんなが元気でいれますように。大毅の受験が上手く行きますように。)」


赤「オトン、長いねん(笑)」





はっと横を見ると、とっくに参拝を終え、マフラーに顔を埋めて、ダッフルコートのポケットに手を突っ込む大毅。





橙「色々お願いしててんもん」


赤「１個にしとかなあかんやん(笑)」






４人で笑いあって帰る帰り道。


いつの間にか、３人とも俺にぐんと身長が近づいとった。



大毅は、もう並んどったな。





トモは、望に追いつかれて嘆いとったわ。








御守りを握りしめて眠る大毅は


とっても頼もしく、何倍もおっきく見えた。

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