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side 青
赤「……せ！…ーせ！りゅーせー！」
青「わっ、ダイキくん。」
ダイキくんは早起きで
病院の電気がつく前に、俺の事を起こしに来る。
キョロキョロと周りを見渡して、コソッと耳打ちをしてきた。
赤「今日、抜け出そうやっ」
青「……え？」
びっくりして、ダイキくんを見つめると
くふふ、っと目の下に笑窪をつくって笑う。
赤「夜、抜け出すねん。俺、ええとこ知ってんねん！」
また、くふふ、っと笑うと
看護師さんが、ダイキくんを探しに来た。
ちょっと怒られて
お話してたの！っなんて不貞腐れながら、隣の自分のベッドに戻っていった。
バレへんかな…とか色々心配やったけど
ダイキくんの、あの笑顔を見たら、早く夜になって欲しくて
隣のベッドで、検温するダイキくんと目を合わせて
へへっと笑いあった。
赤「りゅーせっ！！」
あの、寝てばっかで有名な俺が
寝ないで待つほど楽しみな夜が来た。
小さい声で俺を呼んで、ニヤニヤするダイキくん。
こっちこっち、と手招きをした。
赤「しーっ、やで？」
青「う、うん。」
こっそり病室を抜け出して
真っ暗な廊下を音を立てないように、歩いた。
赤「なに、りゅーせー、怖いん？」
青「べつに？」
真っ暗で、静かな、夜の病院は
怖くない、と言ったら嘘になる。
でも、ダイキくんの小さい手が、俺の手を握ってくれて
怖さなんて、すっと無くなった。
赤「開けるで〜？」
青「おんっ、」
２人で、屋上に出た。
真ん中まで歩いていって、ベンチに並んで座った。
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ゆりりんご(プロフ) - 蘭芽さん» リクエストありがとうございます！遅くなってしまうかもしれませんが、書かせて頂きます！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: 6fee2d04eb (このIDを非表示/違反報告)
蘭芽(プロフ) - リクエスト失礼します。余命わずかな兄の橙と障害持ちの弟の緑という話が読みたいです。緑は橙の余命は知らない設定でお願いします。 (2019年7月8日 7時) (レス) id: 3ac2901e46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - 樹波@itsumiさん» リクエストありがとうございます！調べながら、書かせて頂きます。 (2019年6月27日 23時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
樹波@itsumi(プロフ) - リクエストをしたいです。心臓病の淳太くんと貧血持ちのシゲ、看護師の流星を書いてほしいです。発作が起きて倒れちゃう淳太くんのために必死に流星を呼びに行って、そのあと貧血で倒れるシゲをお願いします。注文多くてすみません。発作の部分大事です。お願いします！ (2019年6月27日 22時) (レス) id: 6c6dced539 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりんご(プロフ) - 樹波@itsumiさん» リクエストありがとうございます。書かせて頂きます！調べながら書いてますが、大目に見てください… (2019年6月26日 23時) (レス) id: 1fb8f5bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりんご | 作成日時：2019年6月22日 17時
