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side You
大毅「Aちゃんｯ」
「大毅くんや！おはよ！」
大毅くんが調子いい日は、いっつも遊びに来てくれる。
私が調子いい日は、遊びに行く。
いつの間にか、これが当たり前になった。
大毅「もうずっと１人やん？めちゃくちゃ暇やねん…」
「そやなぁ 大部屋は嫌なん？」
大毅「別にええねんけどさ、Aちゃんの部屋から遠なってまうやろ？
それは嫌やねん！」
へへって照れたように笑う大毅くん。
目の下にできる笑窪が可愛くて、同い年なのになんか弟みたい。
看護師さんによると
大毅くんは大部屋に移る話をずっと断ってんねんて。
ご家族も、それで本人が治療に前向きになれるんやったらって。
…あんなに元気な子が
治らんはずないよな
治療の効果、出てるんかな？
人に無関心で
生きることを諦めとった私の気持ちは
少しずつ変わっていった。
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作者名：ゆりりんご | 作成日時：2018年2月18日 21時
